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絵画からイメージ作曲2021.10.8(25)

「青い弧」カンディンスキー

カンディンスキーは純粋抽象絵画の創始者。
彼は作品を通じて、
内面に直接働きかける色彩への意識を強め、現実の外形の代わりに色彩の「響き」によって精神的な内容を伝えることを思い描いていた。

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色彩の響きとは何だろうか?
音楽の調性にも色彩があると言うし。
ハ短調になりました。

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ワシリー・カンディンスキーに関する文献では頻繁に、『青い弧』と画家の初期作品たちとの類似点が言及されており、それらは生命の感動をいまだに大いに維持し続けています。 確かに、丸天井の教会、尖った屋根の家、雲、雨、オールと小舟、シンボリックに表現されたギャロップする騎手が、このカンヴァス上にはっきりと認識できます。主たる色彩のモチーフのダイナミックな展開と、鮮明に表現されたその最高点により、『青い弧』は画家のもっとも複雑で表情に富む作品となっています。対角線に沿う、らせん形の動きの強烈な上昇を覆うのは、青い嶺もしくは弧——光の染み透る明るい空間に衝突する波頭です。
デイリーアートより

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