絵画からイメージ作曲2021.9.26(13)
「チョコレートを挽く男性」作者不明
大好きなチョコレートを、
大切な誰かのために用意しているんでしょうね。
この表情はそんな感じに見えます。
楽しみの中にも少し緊張感。
テンションノートを入れたハ長調です。
この愛嬌たっぷりの絵では、若い男性がひざまづいて大きなチョコレートの板を削っています。作業は、メキシコやグアテマラの先住民の間でとうもろこしを挽くために広く使われていた「メタテ」という石皿の上で行われており、おそらくチョコレート同様、それも新大陸からスペインに持ち込まれたのかもしれません。石皿の下には火の入った小さな器があり、固いチョコレートを柔らかくして扱いやすくしています。前景の大きなボウルには粉々の材料が入っており、さらにその手前にはチョコレートの塊が木の容器や、手紙か何かの書類の上に置かれています。書かれた文章はほとんど読めませんが、左下の「casa」(家)といったスペイン語の一部が見えています。
デイリーアートより
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