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絵画からイメージ作曲2022.3.29(197)

「ヘレン・ヴィンセント夫人の肖像」サージェント 1904年

社交界(この言葉がもう現代イメージしにくい)での華やかな女性を描くことは作家の勲章だったのかな?
大昔から「承認欲求」があったこと、容易に想像つく絵ですね。

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「私を見なさいよ」的な諸行無常感のニ短調になりました。

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画面左下の手すり越しに垣間見えるのはカナル・グランデ。レディ・ヘレンは、英国社交界の華、そして資本家で外交官のエドガー・ヴィンセント卿の妻としての名声と、類まれな魅力ゆえに、当時を代表する美女として上流社会で広く知られていました。サージェントは、彼女の魅力を存分に引き出しています。優雅さを表す引き伸ばされた手足、気品の徴である乳白色の肌を際立たせる黒のドレス。哀愁漂う真っすぐなまなざしは知性を匂わせています。
デイリーアートより

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