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絵画からイメージ作曲2022.7.3(293)

「落日」シーレ 1913年

色づかいが魅力的です。
こちらの小高い丘と、
水平線が一致しているのに何が意味があるのかな?

一日の穢れを落としていくニ短調になりました。

ニ短調 4分の1のアンダンテ

太陽が沈むと、まるでこの世から日光が消滅したかのごとく、大地は冷えていきます。前景の、暗い帯を成す草と小さな花の様子にそれが見て取れます。手前の小高い丘には二本の小さな木が精一杯に背を伸ばし、木の先端は、海、島、空と交差しています。枝先のどの葉も寒さで干からびて堅くなり、枝自体は互いに絡み合って隠れ家を求めています。沈む夕陽は、背後の山から部分的に、その冷たい深紅色を覗かせます。これは光、あたたかさ、生命への別れのあいさつ。シーレはおそらく、トリエステ付近の海岸と、海岸付近にある二つの荒涼とした大きな赤い岩から、この場面の着想を得たようです。

デイリーアートより

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