貴方に触れられていたかった
貴方に触れられて痛かった
だって心は私には向いてない
明け方5時、私たちは円盤のような椅子に座りながら
朝日を眺めそっとタバコをふかす
貴方には笑っているように見えたけど
本当は悲しい顔だったの
貴方には笑っているように見えたけど
あれはお別れの笑顔なの
明け方5時、
様々なドラマが終わりを告げ
エンドロールには行かずに
残酷にも続いて行く
あれ、もう夏だっけ
そうやって私は
一週間の命を使い果たしたセミのように
ぽとりと1つの刹那を置いて行くのだ
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