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終戦の日を迎えて、コロナで思う事

8月15日で終戦75年が経ちました。天皇陛下も全国戦没者追悼式で、「深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されることがないことを切に願います」と不戦の決意を述べておられました。1905年、日本は日露戦争で大国ロシアのバルチック艦隊を撃墜して劇的な勝利をしてから、太平洋戦争まで軍国主義を突き進んできました。

太平洋戦争で敗戦してから、日本はアメリカのGHQの占領下にあって、日本の軍国主義は解体され、天皇は現人神から日本の国民の象徴となりました(拙著、運命論に詳述)。その後、日本は高度経済成長時代を迎えて、戦後の廃墟の中から立ち上がり、世界でもアメリカ、中国に次いでGDP(国内総生産)世界第3位をキープしています。
2020年になって、中国・武漢で発症したコロナが世界に流行し、日本では1157人が死亡し、世界で79.6万人が尊い命を失いました(ウイキペディア)。海外渡航が規制された航空業界や観光業、そして人との接触が少なくなった影響で、飲食業、エンタメ事業の業績が特に悪化しています。コロナの影響で日本のGDPも27.8%減少(内閣府、4~6月期年率)し、戦後最悪となりました。それに対し、アマゾンやアップルなどのSNS事業は、巣ごもり需要で過去最高益となる好業績を上げています。ビデオ会議システム「ZOOM」も会員1000万人(2019年12月)から3億人(4月)とわずか4か月で30倍になっています。それを裏づけるかのように定期的に行われていた会議も、最近ではズーム会議になってきています。
「コロナの影響で解散することになりました!」
アイドルグループの活動が自粛されて、ライブエンタメ業界の損失額も年間市場規模の約8割を占める6900億円にのぼるという。コロナの影響によって相次ぐライブの延期や中止で、撤退を余儀なくされてきているという。マスクとフェイスシールド着用が義務づけられて、入場制限されてのライブはモチベーションも高まりづらい。
1日も早くコロナが収束して、来年の夏には東京オリンピックが迎えられるのを願うばかりです。

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