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トランプ大統領と聖書

「アメリカは世界で一番偉大な国だ!」


2020年6月2日、アメリカのトランプ大統領は、セント・ジョーンズ教会前で聖書を片手に持ち、報道陣にこう話した場面が印象的だった。抗議デモによって、人種差別や貧富格差、政党同士の争いが浮き彫りになってアメリカが分断する懸念が報道されることが多くなった。アメリカと中国との覇権争いが激化していくなかで、アメリカの外交政策が難航することは日本にとってもマイナスである。


2017年1月21日、「アメリカファースト」を掲げて、ドナルド・トランプ氏が第45代アメリカ大統領に就任して、3年5か月が経とうとしています。4年前の大統領選の際には、自らがキリスト教信者であることを強調し、「私ほど聖書を読む人はいない」と信仰心の厚さを訴えていたという(時事コム)。
トランプ大統領の誕生は、アメリカは強いリーダーを求めて、仕事を奪われた白人の低中所得者層の支持を受けて大統領になった背景もあり、昨今の人種問題も反トランプ勢力の情報操作が見え隠れする。メディアの情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、主体性を持って情報を自分で選択していかなければ、本質がわからなくなってしまいます。
拙著「令和力」にも書きましたが、アメリカの歴代大統領はキリスト教信者が主流で、「聖書(バイブル)」を読む事は、アメリカ国民の支持を得るためには不可欠なことになっています。
ドナルド・トランプは、かつて全米ナンバーワンの不動産王でもあり、アメリカの経済誌フォーブスの長者番付の常連でもある大富豪だった。演説でたびたび発する強烈な言動で、歯に衣を着せぬ発言から誤解されてしまうことも少なくないが、テレビではうかがい知れぬ一面も持ち合わせているという。
「たとえ何をしているときであっても、子供からの電話は出ることにしている」(トランプ自伝)にもあるように、孫娘のアラベラちゃんがピコ太郎のフアンであることから、2017年、東京・迎賓館の安倍総理やトランプ大統領の晩餐会にピコ太郎を招待し、子煩悩な良きパパの一面も持っている。


また、ある老婦人が先祖から受け継がれてきた農場を失いそうになったときは、「正直にコツコツ生きてきた人が、全てを失っていいはずがない」とトランプが立ち上がった。その老婦人のために寄付金を募り、10万ドルもの大金を集める誠実さも持ち合わせている。
アメリカで人気のお茶の間のテレビ番組に出演したトランプが、自分の会社で働く人材を決めるリアリティショーで「お前はクビだ!」というセリフが大ウケし、大統領選のトランプ旋風の一因になったと言われている。(映画「バック・トウ・ザ・フューチャー」に出演していたビフのモデルはトランプだという説があります。)2020年11月3日にいよいよ約4年ぶりのアメリカ大統領選挙が行われます。今から水面下での攻防が続いていますが、トランプ大統領が再選を果たすのか、民主党が政権を奪還するのか興味が尽きない。2020年に世界で勃発したコロナ騒動も、その隙を狙って米中論争が絶えない。コロナが完全収束して、エンタメや夜の酒場も普通に楽しめる日常生活が早く戻ってくるのを願いたい。(敬称略)

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