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暮らしと病気の向き合い方


うつ病になり
職を失い
実家で過ごす中

自活に向けて
就労移行支援事業所に
通いながら
就活と共に
体調の良い時に
役所に相談に行ったり
都営区営住宅の抽選に
申し込んだりしていた。

役所からは
家が決まったら
生活保護だと
言われていたのだが

何事も
遠慮してしまう性格ゆえ
もっと困っている人が
受給すべき制度だと
自分の置かれている状況を
客観的に見ていなかった。

友人に話したら
受けていいんだよ。
と言われ
その時
ああ。そうなのか。と
ようやく理解したくらいだった。

かと言って
民間の住宅では
難しいだろうという気持ちと
手続きなど
まだ出来る状況でもなかったため
暫くは実家で過ごしていた。

それでも
1人で自由に暮らしたくて
実家にいると
病状改善にならないと
分かっていたので
公募がある度
住宅の抽選には申し込んだ。

中々当たらなかった。

何度目かの抽選で
補欠1位になり
辞退なり無効の方が出たらしく
無事区営住宅に住める権利を獲得。

獲得したから
すぐ住めるのではなく
何度も審査があり
その都度揃える書類があったり
なんだかんだ
住めるまで半年間以上はかかった。

タイミングよく
職も決まり
生活保護受けることなく
今春から自活している。

それまでは
傷病手当で
実家暮らししてたから
なんとかなったのだが
就労移行支援事業所に通っている間は
前年の所得があったため
月額料金が発生していた。

税金の金額もそうだが
前年の所得で
なんでも換算されてしまうのって
急に無職になった身にしてみると
結構痛い。

都内から地方へ移住した時も
1年目は税金高くて
大変な思いをした。

それはさておき。

今の暮らしはというと
自分の好きなインテリアで
好きな事して
静かに暮らせている。

仕事は
ようやく
自分の立場を自覚し
まあいいか。と思いながら
勤務しているが

暮らしていけるのだから
それで良い。

病気については
出かける時に
ノイズキャンセリングの
イヤホンは必須だったりするが
自己対処できるので
困る事はない。

自己対処出来る事は
限界があり
やはりまだまだ
落ちる時は
落ちてしまう。

私はそれでも良いと思っている。

うつ病とは
擦り傷や風邪が
そのうち治るような
終わりが見えるものではなく
終わりの見えない病気だと
私は思っている。

決して
悲観的に考えているのではなく
終わりの見えない病だからこそ
上手く付き合って生きていこうという
考え方である。

いつか
薬に頼らず
生活出来る日々が
くるかもしれないし
こないかもしれない。

私はそれでいいと思っている。

硝子が粉々に割れてしまったら
中々元に戻せないように
1度心が粉々になってしまうと
そう簡単に戻せる訳がない。

無理に
セロテープで
貼れたところで
脆く弱く
倒れて萎れるのも早い。

ダメな時はダメでいいし
ムリな時はムリしない

残りの人生を
病気と上手く付き合いながら
暮らしていくのだ。

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