いつでも逃げられるように入口を選んだ

最近気にしない振りをしていた身体の不調があった
家族にも言えないし自分で調べて
あー自分はこの症状でこの病気だ
とか思って納得していたのだけど

納得して終わっていたが
やはり病院に行かなきゃならないって自分が思うほどになった

でももう25歳
親に相談する必要も無いし
自分が心配なら病院に行けばいいんだ

と思って近くの病院を調べて休みの日に行くことにした
極度に病院嫌いということではないけど
初めてなんですけど
という言葉が震えそうになった

口コミで優しい丁寧な病院ってかいてあったから
きっと大丈夫だけど
どきどきして
入口から1番近い椅子に座って問診票を書いた
いつでも逃げられるように

待っている間
益田ミリさんのエッセイ集を読んだ

何年かぶりに自分で買った本で
小説とは違うから
常に持ち歩くけど
読みたい時に読む
読みたい時しか読まないって自分で決めた

ドキドキした気持ちを軽減させる為に
今読むしかないと思って
エッセイ3つほど読んだ

でも緊張状態すぎて
なかなか頭に入らず
涙が出そうになったのでやめた

診察室1番にどうぞ
って声に
はーい
緊張がバレないように

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