革新の時代 わかりにくいルールまとめ

過去の記事で説明してたりTwitterで呟いたりしたことをメモも兼ねてまとめる。

随時追加します。

この処理わかんねーよってのあればコメントなりTwitterでリプなりくれたら分かれば答えますし、分からなかったら私が知りたいのできっと調べます。


航海士の能力は初期配置の工房2件に適用されるか

適用されない。
初期住居2件は配置であり建設ではないので適用されない。

補足:中立の建物は配置だが建設とみなすというルールがあるので適用される

航海士でゲーム開始時司法3にするときに科学トラックから1パワーはもらえるか

もらえる。
各勢力の能力は科学トラックを指定値分「進む」なのでパワーがもらえる。
逆に言うと今後拡張が出て、科学トラックの指定位置から開始するという勢力が現れた場合パワーはもらえない。

フィーライン、リザードの能力は宮殿11(都市タイル+道具1収入)で発動するか

発動する。
フィーライン、リザードの種族能力の説明には、都市の設立時に発動すると書かれている。対して、宮殿11は都市タイルを得るとなっている。
ルールブック上の表記ではコンボしないと取れるが、作者とプレイテスターが発動することを認めている。
そのためフィーライン、リザードの種族能力は正しくは「都市タイルを得たとき」になると思われる。(まぁ能力のイラストはどう見てもそうだしね)

追記:実は原文(ドイツ語)だと都市タイルを取るたびにとなっていて、英訳が悪いらしい。

フィーライン、リザードの能力と都市タイルの処理順

宮殿11や都市の設立によって取得した都市タイルの処理と、フィーライン、リザードの種族能力は任意の順番で処理してOK。

フィーラインに関してはおそらく処理順が問題になることはないが、下記の画像の状態でリザードが

  • 茶色

  • 船舶レベル0

  • 都市タイルで2スコップを取得

したとすると能力で黄色地形に工房を置いた後に都市タイルの2スコップで赤地形を茶に変えてさらに工房を置きたい。都市タイルの解決が先でその後に種族能力が発動するとなるとこれは叶わないが、そういったことは無い。

リザード 茶 船舶レベル0で都市タイル2スコップを獲得したとすると?

宮殿15(2スコップ、2橋、2本)を建てて都市化した場合も全て同時処理で任意の順番になる。ただしそれぞれのボーナスを完全に処理しきった上で次に移る必要がある

船舶レベル+1、河川沿い2点のボーナスタイルは初期配置の建物に適用されるか

適用されない。

  • 初期住居2件は配置であり建設ではない

  • ボーナスタイルの能力が発揮されるのはラウンド1からでありゲーム開始時の処理では適用されない

修道士と発明家と砂漠(黄)地形がゲーム開始時にスコップを得た場合の処理順

能力タイル及びスコップを得るタイミングは以下の通り

  • 修道士:大学を置いた時

  • 発明家:全員が初期の建物を置き終わった後

  • 砂漠(黄)地形:全員が初期の建物を置き終わった後

しかしどのタイミングでスコップを得たとしても、ゲーム開始時に得たスコップは全て初期の建物の設置後に適用される
そして「全員が初期の建物を置き終わった後」という同タイミング内では処理は手番順に行われるため、スコップの適用も手番順に行われる

ちなみにルールブックの種族能力欄にも明記されているがこのタイミングでは工房の建設はできない

例題

1番手:砂漠地形
2番手:発明家
3番手:修道士
で修道士が大学を置く場面からの処理順

  1. 修道士が大学を置き能力タイルでスコップを得る(使用はまだ)

  2. 1番手である砂漠地形がスコップを使用

  3. 2番手である発明家が能力タイルを取得(スコップを得たのであれば使用する)

  4. 3番手である修道士が得ていたスコップを使う

という解決順になる。

修道士、発明家が種族能力で能力タイルを得たときに塔を獲得した場合

砂漠(黄)地形との組み合わせ

  • 修道士の場合:砂漠地形から得られるスコップより先に能力タイルを得るので塔を置くことはできない

  • 発明家の場合:砂漠地形から得られるスコップと能力タイルの獲得は同時処理になるので、任意の順番で解決することができ、隣接地形を掘ってから塔を置くことができる

湖(青)地形との組み合わせ

船舶レベル+1は地形を選択した時点で発動しているため、修道士・発明家ともに河川1ヘクスを超えたところの湖地形に塔を置くことができる

ボーナスタイルの船舶レベル+1との組み合わせ

ボーナスタイルの効果はラウンド1以降にしか適用されないため、ゲーム開始時の塔を置くために使うことはできない

道具による地形変換は使えるか

使えない。
道具によってスコップを得ることができるのはアクションフェーズ中のみ。

塔を配置した際に塔に隣接した他プレイヤーはパワーを貰えるか

貰えない。

念のため:塔を置けなかった場合の補足

塔を置くことができなくても能力タイルからの収入を得ることはできる。

モール及び宮殿9(絨毯飛行)の能力は中立の建物取得時に発動できるか

発動可能。
アクションフェーズに於いてそれらの能力によってもたらされる地形は常に到達可能とみなされる。
そしてアクションフェーズでの中立の建物の取得はフリーのスコップなしに『地形改造と建設』アクションを行っている。


科学ディスプレイのレベルを上げることが出来ないタイミングで『学者の派遣』を行うことはできるか

可能。
Lv12や都市の鍵がない状態でのLv7でも、学者の派遣を行って能力タイルやボーナスタイルから点数を得ることや、後から入ってくる人をブロックすることができる。
進めない分の前進分(つまり今回の派遣によってもたらされた全てのレベル上昇)が失われるだけ。


能力タイルで得られる『別館』は建物数・種類数に数えて良いのか

数えてはいけない。
能力タイルの説明には、「同じヘクスにある建物と別館はそれぞれ1つの建物とみなす」と書かれている。そのため、ゲーム終了時のエリア得点や革新タイルの『建築術(10点+建物の種類数分科学トラックを進める)』、『国勢調査(建物数に応じて点数)』の計算に含めていいように思えるが、「別館は建物ではない」というのが正解。

橋や司祭のストックが無いときにそれらを得るパワーアクションを行うことができるか

可能。
テラミスティカと同様。

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