06:外大生が勝てる自己PRの作り方

前回までで、自己分析企業分析を終え、いよいよ具体的に自己PRを作るところまできました。今回は、外大生が勝てる自己PRの作り方です。選考において合否を分ける大きなポイントの一つとなり得るため、疑う余地なく重要な項となります。想定しているテーマは以下のようになります。

―本項の概要
―免責事項
―自己分析と企業分析の成果物の活用方法
―他大生の自己PRのドラフト
―他大生の勝てる自己PR
―外大生の自己PRのドラフト
―外大生の勝てる自己PR

<本項の概要>
自己PRの精度は、企業分析の精度によって決まるということは既に述べてきました。精度の高い企業分析の手法については前回で触れており、それらの分析を実施した成果物も今、皆さんの手元にある状態です。その気になれば、もう自己PRをかけてしまう状態になっています。本項では、実際にあった外大卒業生の自己PR事例と、他大の卒業生の自己PR事例を取り上げつつ、具体的にどこをどうすれば狙い通りの内定獲得確率を上げることができる自己PRになるか考察します。その過程で、どう企業分析を自己PRに反映させるのか、反映させる場合のコピーライティングはどうあるべきか、実際に内定を得た際の自己PRを示しながら具体的に説明していきます。自分の力だけで書いた自己PRと、精緻な企業分析を経て添削された自己PRの見せ方の違いに、きっと驚くと思います。

では、いつものように免責事項です。

<免責事項>※前回とほぼ重複しますが念のため記します
本題に入っていく前に心苦しいお断りがあります。大変申し訳ないのですが、当たり前のことながら、ここから先の内容は「『必ず』成功できる」という類のものではありませんのでご注意ください。「『絶対』狙い通り内定獲得できる」ノウハウが世の中にあれば、こんな楽な話はありません。残念ながらそれは不可能です。我々が提供できるのは、あくまで、一定の定量的な経験に基づく方法論です。これは後でも触れますが、確実に成功する方法を示すのは難しいのですが、確実に失敗する方法を示すことは比較的容易です。以後示していく内容は、確実に失敗する外大生の事例を数多く見てきた視点から失敗をなるべく避け、成功する確率をできる限り高める、という考え方でお伝えしていく内容です。よく言われることなのですが、就活というのはどうしても「運」の要素が絡みます。面接という手法を取り入れる以上、あるいは最終的には人が内定者を選ぶ以上、合う/合わないという相性の問題は出てきてしまいます。本気で合わない人が自分の面接官になってしまった場合、それはもう運が悪かったとしか言いようがないことになります。一方で、今も昔も「実力」が重要な要素であることも疑いようのない事実です。ここで言う「実力」が何を示すのかは講座の肝になってくるので講座内で詳述しますが、その「実力」を最大限に高めておくことで(実力を下げる方法を取らないことで)、「運」が回ってきたときに確実に自分のものとする、というのがコネ無し就活生の基本的な就活の戦い方になってきます。そのあたりの機微について、本題に入る前に明記しておきたいと思い、補足させていただきました。

また、本講座は自分の関心があるところをつまみ食いできるように設計しているつもりですが、それでもどうしても前回までの内容を踏まえないと理解度が浅くなってしまう場面もあるかとは思いますのでその点も頭に入れて読み進めていただけますと幸いです。

<自己分析と企業分析の成果物の活用方法>
さて、いよいよ大詰めです。自己分析企業分析結果を手元にご用意ください。少しだけ今までの内容を復習しますと、狙い通りに内定を獲得する確率を上げる自己PRを書くためには、

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