UFO召喚 レポート

このたび弊研究会では初めてUFOを召喚しました!!

UFO召喚は、誤解を恐れずにいえばオカルトに関わる全ての人間のロマンです。かくいう私たちも、星の見えない東京の夜空を見上げながら怪しく動く光を探し求めたことは数知れません。自由自在にUFOを召喚して外語祭でヒーローになる弊研究会を想像したことも、ないといえば嘘になります。

とはいえ今まで、経験者の不在、宇宙人と対峙した際のコミュニケーション能力の不足などを懸念して実際に召喚の儀式を行うには至りませんでした。

しかし、多くの1年生が加入してくれた今、そのような言い訳はもはや通用しません。私たちは意を決して研究会発足以来の夢に本腰を入れ始めました!まずは呼び方や注意点を調べるところからです。

「今回は一体どんなUFOが現れるんだろう」そんなわくわくした気持ちを抑えながらインターネットで情報を集めたところ、2つのUFO召喚方法が見つかりました:

  1. 宇宙に向かって両手を交互に振り上げながら「ユンユンユンユン」と口に出す

  2. 両耳の横まで上げた手をドアノブをひねるように動かしながら「ベントラベントラ スペースピープル こちら〇〇(場所の名前)」と宇宙に呼びかける

さらに、重要なポイントとして2点が浮かび上がりました:

  1. 楽しい気持ち

  2. 目立つ色の服

UFOは人の感情を敏感に捉えるそうで、緊張している召喚者の元には訪れてくれないそうです。さらに、宇宙空間から見つけやすいように夜の闇の中で目立つ色の服は必須ということもわかりました。

UFOの呼び方に関する知識と楽しい気持ちを携え、冷たい風の吹く11月の深夜、私たちは武蔵野の森公園に集合しました…!武蔵野の森公園は多磨にある公園で、築山の上からは空を広く見渡すことができます。

さっそく、5分間の瞑想で宇宙とのつながりを感じたのち、勉強した召喚方法をそれぞれ5分間行います。そのあと空を見上げ、UFOが現れるのを10分間待ちます。

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空を見上げて待つ会員達

しかし、やはりそう簡単に現れてはくれません。

寒空の下のユンユンとベントラベントラは体力の消費が激しく、すでに身体は限界に達していましたが、諦め切れない私たちはユンユンとベントラベントラをもう1セット行いました。しかし私たちの必死の発声も虚しく、UFOを確認することはできませんでした。

人工衛星の光や点滅する星にUFOのポテンシャルを見ては一喜一憂するだけでも十分楽しかったのですが、オカルト研究会として何か明確な成果を求めていた私たちは、藁にも縋る思いでiPhoneのシャッターを何度も切りました。するとなんと、その中の一枚に本来写るはずのないものが写りこんでいました!!!!

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お分かりいただけるでしょうか。写真の中央に不自然な白い光が写っています。もちろんこれだけではUFOの仕業とはとてもいえませんが、来たる第2回の召喚に向けて期待を残すことができました。

UFOを目視することはできませんでしたが、空の向こう側の世界や研究会の今後などについて語り合った私たちの結束はこれまで以上に深いものになりました。私たちは第2回の開催を約束してその日はそれぞれ帰路につきました。

帰り道、筆者と一緒に自転車で住宅街を走り抜けていた会長が「あっ!」と叫びました。「家と家の隙間に一瞬のぞいた空に、丸い物体が浮かんでいた」会長は確信を持った口ぶりで言いました。急いで会長がその飛行物体を見た地点まで戻りましたが、公園にいた時より弱く光る星以外には何も確認することができませんでした。「きっと宇宙に帰ったんだ」筆者は思いました。

私たちはUFOを見ることができませんでしたが、UFOはもしかしたら私たちを見ていたのかもしれません…。

次回は必ず全員目立つ服で再チャレンジしたいと思います!最後まで読んでいただきありがとうございました!!


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