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PENTAX K-3mkⅢと出会って1年。

現在のメイン愛機であるPENTAX K-3mkⅢ。
発売日にカメラを購入したのは初めてなだけあって。
手元に届いて実際に使うまで、興奮と不安とが入り混じってました♪
いや、買ったはいいけど全然ダメだったらどうしよう…(汗
ってやつですね、それなら実機を試してからにすれば?って思うでしょうけれど。
ただですね、メーカーサイトを覗く度に洗脳されて、見事に落とされたわけですな(笑

いつもはヨドバシあたりに通っては、いじり倒して悩んで。
何度も足を運んで、その度に状況を思い浮かべながら悩んで。
を繰り返して、やっとの踏ん切りをつけて購入するのですけどね。
K-3mkⅢの購入に限っては、思い切った事をしたもんです(汗

さて、そんなK-3mkⅢと歩んだ1年。
コロナ禍の所為で気軽にカメラを持って外出とは、なかなかに気難しかった1年。
それをわかって買ってはいたものの、やはり寂しさがあった1年。
他のペンタキシアン諸先輩方だけでなく、カメラを趣味とされている方々も同じだったでしょうね。
仕事なら多少は言い訳できたとしても、事“趣味”となっては難しいです。
「こんな非常事態時に、何やってんの?」
って空気感、この日本においては無視できない空気感。
それはそれは、苦渋の生活を送られていたはず。
ここにきてやっと、少しずつ回復に向かいつつある空気感が、とても有り難いです♪

さて前置きが長くなりましたが。
そんな状況下で過ごしたK-3mkⅢとのカメライフ。

「撮る行為が愉しい」
まさにメーカーの狙い通りな感じが、また悔しい(笑

とても見やすい光学ファインダーと。
メカシャッターの感触と音がたまらなくて。
撮り出すと夢中になってしまう、味わい深いカメラ。
使えば使うほどに、好きになって惚れていく感覚。
というのが、この1年使っての感想。
強力な手ぶれ補正もあって、多少の事はカメラ側がフォローしてくれるので。
撮影者は撮ることに集中できるのも強みかなぁ。
とにかく「撮る行為、そのものが楽しい」って感じです。

そしてAFも(ペンタとしては)最高と言わざるを得ない。
とても速い、そして迷わない、ビシッと決まる(ペンタ機としては)。
なので動体も結構いける。
KPでは苦労した子供のスポーツも楽になった。
他社に比べれば、まだまだなのだろうけれど。
ずっとPENTAXと生きていくと決めた者にとっては、非常に感動するポイント。

最後はカメラ自体の質感。
デザインはKPの方が好みだけれど、内蔵フラッシュを排したおかげで。
軍艦部まで含む一体型のマグネシウム合金がとても良い。
KPはここにフラッシュがあるので材質はプラ。
これがなんとも安っぽい感じがして、デザインが好きなだけに非常に残念だった。
でもK-3mkⅢ、君は最高です。
ずっと触っていたい♪

ただデメリットも当然あって。
まず重い。そして大きい。
組み合わせてるレンズが、ほぼほぼ★16−50ってのもあるだろうけれど。
電車バス徒歩移動が主となると、荷物が大きく重くずっしりと疲れます(汗
特に帰りのカバンは重たく感じて、帰宅後に現像する体力はゼロに近い。
カバンの中身も吟味する必要があるから、本を1冊持っていこうかどうかを悩むほど。
つまりその日は、写真以外の選択肢を削る必要がある。
(なのでX-E4の導入に繋がるのですけど)
以降、K-3mkⅢを持ち出すには、車移動が主となりました。
車なら少なくとも、移動中は重さと気遣いから解放されます。
これから購入される方は、その点の検討は必須。

トランクには三脚などの器材を載せて。
撮影方法の選択肢が増えたというメリットも♪

そしてモニター。
時々、いや結構な頻度でチルトかバリアングルが欲しいと思う画面がある。
ただしこれらの装備は、そのまま弱点でもあって。
例えばチルトモニターのKPはフレキシブルケーブルが断線して、モニターが使えなくなった。
逆にモニターが動かないK-3mkⅢには、その心配がない。
駆動部分が多くなれば、その分の故障リスクがある。
ってのは機械部品の常識。
「長く使っていただける1台」
というメーカーの思惑は、そのままメリットでもデメリットでもあるけれど。
今時に20万円以上も出して眼レフを購入させるのだから、壊れない事は重要だと私でも思う。

人が少なくなるまで待つ。
そんな時間も楽しく感じる不思議。
撮る行為が楽しいので苦にならない♪

「長く使ってもらおう」って事は、裏返せば新型が出ない。
もしくはサイクルが長いって事だと思う。
ただ個人的には、それが良い気もする。
スペックが更新された新型がバンバン登場して。
その度に追いかけるってのは、個人的に疲れるんですよね。
でも、そこから降りた今はストレスがない。
他メーカーから新型が出ると、ソワソワする事もあるけど。
以前ほどには気にならなくなったのは大きい。
スペックで選ぶんじゃなくて、自分のスタイルで選ぶ。
書けば当たり前に感じるけれど、結構難しい事だったんですねこれ。

ただ少々気になるのは、メーカーは何処で利益を出すのかって事。
新製品が出ない買わないのでは、先細りが心配なのです。
せっかく気に入ったカメラと、それを作るメーカーが無くなっては。
途端に趣味難民となってしまう。
まぁその点をこちらでどうこう言っても仕方のない事なのだけれど。
だからこそ、できる範囲で応援していきたい。
もちろんお金に余裕のある方は、買って応援して頂けると有り難いです。
個人的には限界を迎えている応援方法なので…(涙

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