映画 すみっコぐらし 感想
映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ を視聴。
公開時、ネットで大きな話題となってレンタル出たら観ようと思っていたので見ました。
そんなこと言ってもみんなおおげさすぎwという気持ちがどこかにありました。
結論から言うと…
感動しました。
【以下ネタバレアリ】【物語のラストまで書きます】
あらすじとしては絵本の世界で出会ったひよこ。そのコのおうち、居場所を見つけるためにすみっコたちが絵本の中を旅する物語です。
声はナレーションのみですみっコたちは最小限の言葉で話しているので基本すみっコの表情、行動で見ていくのは斬新かつ新鮮でした。
元々すみっコたちは残りものや自分の正体を隠してる子、自分に自信を持てない子というはぐれ者たちの友達なのです。
はぐれ者、というのは語弊があるかもしれませんがそんな子だから、そんな境遇だからこそ自分とどこか境遇が似ている子と仲良くなれたりやさしくなれたりするのだと思います。
絵本の中ですみっコたちは絵本の主人公になりきるのですがみんな絵本のストーリーでの悪役、桃太郎であれば鬼、赤ずきんちゃんであれば狼たちにやさしく受け止めて一緒にご飯を食べる友達へとなります。
絵本の中で出会ったひよこならその子のおうちは物語の一つなんじゃないか、ということもありひよこに対して親近感を覚えていたペンギンが「みにくいあひる」なんじゃないかとひらめきます。
やった、これでおうち見つかってめでたしめでたし
ではありませんでした。
みにくいあひるはほかにいたのです。
ではひよこのおうちはどこなのか。
ひよこのいた場所は物語の一つでなく本の白紙のページだったのです。
白紙のページにかかれたラクガキとして産まれてそのまま誰にも触れられず覚えてもらえずに独りぼっちのまま生きてきたのです。
文にしただけでつらいですが所見でのどんてん返しに辛さが増します。
独りぼっちならいっしょに元の世界で過ごそう。との提案でしたが絵本の住民はそこから出られない。そこの伏線回収もあって驚きました。
誰にも覚えてもらえずいたため消えかけていたのですが最後のすみっコたちと別れでひよこは桃太郎の鬼や赤ずきんちゃんの狼、かちかち山は出てないけどたぬき、きつね、さるといった絵本の悪役というはぐれ者とならんですみっコたちと別れました。
なんとなくその並びがぐっとくるものがあって感動しました。
元の世界に帰ったすみっコたちは絵本に書いてあるひよこのラクガキのまわりにひよこを寂しくさせないために自分たちで絵を書いたのです。
どこまでも優しいすみっコたちに自分は心打たれました。
温かい優しいけどそれだけじゃない。楽しいことだけではない。
本当に良い映画でした。
ここまでネタバレしといて言うのもあれですが所見で見てほしい作品ですね。
あとついさっき知ったのですが昨日くらいにすみっコぐらしおうち同時上映会があったらしいですね。ぼくは普通にレンタルで観ました。
とても良い作品をありがとうございます。
なんか一年に一回くらいはテレビシリーズを見なくても単発映画で子供むけなんだけど大人も刺さる感動の超大作アニメが欲しいですよね。
この条件からいうと「若おかみは小学生」ですね。
あれも感動しました。「見てください」ぐらいしか言えません。ホント見てください。
以上ですみっコぐらしの感想は終わります。
普通にかわいいよね。すみっコたち。