掛川花鳥園で鳥を見てきた話(前編) ~実写版ウイングスパン~
前回の記事の翌日でございます。
埼玉県の東武動物公園でヒクイドリにフラれた傷を癒しつつ、同日中に静岡県まで移動してきました。
特にこの場所に何かあるわけではなく、時間と体力の許す限り「掛川花鳥園」に近付いておきたかっただけです。日没になったので下車して泊まりました。
鈍行列車の旅というだけでなんかゆったりした時間が流れると思ってましたが、目的地がある場合は全然そんなことはなく、むしろ制限時間に追われ続ける感覚でした。考えれば当たり前なんですが、移動に時間がかからないほうが気持ちにも時間にも余裕ができ、ゆったりしてきます。
特に目的地を設定しない場合は車窓からの景色を見ながら各駅停車でゆっくり移動して、気になった駅で降りて食事を楽しみ、みたいな旅ができると思いますが。
そんな簡単なことにも実際やるまでピンときてませんでしたね。節約できるのはお金だけ。代わりに時間と体力をごっそり持っていかれるぜ。
さて海岸の近くに泊まれたので早朝に海なんぞ見に行ってみました。
おお~海だ。鳥もいるな。カラスかな。
沖にヨットもいるな。
釣り人もいるな。7時前だというのに。そうか今日は土曜日か。
トビもいるな。ピ~ヒョロロロ。
ツグミもいるな。ツグミだよなこれ?
釣り船もいるな。掛川まで乗せてもらえませんか~~?
しまった!気付いたらお天道様が高く昇ってしまってる!
荷物をまとめて駅へと向かいます。まだここから1時間半は乗るんだよね。っていうか掛川花鳥園って朝の9時からオープンしてるんですよ。お盆期間とかに至っては8時半からですよ。早すぎないか!?
駅に着いたら目の前で電車が行ってしまいました。あら~あと1分早く着いていれば。まあいいや次の電車まで20分。朝ごはん代わりのカロリーメイトを齧って待ちましょう。
しばらくすると駅のアナウンスが響きました。どうやら手前の駅で体調不良の乗客を介抱しているらしく遅れているとのこと。
マジか~しょうがないけど。今日は夜までに名古屋に帰ればいいだけなので良しとしよう。これを時間に追われてる日に喰らったら結構焦ったかも。
結局17分遅れで到着する電車。これにて37分のロス。しかも乗っていたらまたもやアナウンス。どうやらダイヤ調整の関係なのか急遽予定を変更し途中の静岡駅で終点となるようです。そこから先は乗り換えて行ってくれと。これにて更に8分遅れ45分のロス。
駅に着くのがたった1分遅れただけでえらく時間をロスしてしまいました。なんか昨日から不運が続いてる気がするんですけど。セイコーマートとキジで運を使い果たしたのか?
そんなこんなで目的地に着いたのは11時過ぎでした。大量の荷物を背負って速足で来たから気温も高くて汗じっとりなんですけど。
掛川花鳥園では特に目当てとしているものがあるわけではないですが、ウイングスパンに出てくる鳥たちを実際に見られたらいいな~ぐらいに思っていました。
あとはハシビロコウのふたばちゃんの存在は知っていたのでそれも楽しみ。
受付にて入園券を購入します。並びは無し。
入ったらまず荷物を預けることにしました。
コインロッカーがあるのですが結構使用されており、空いているロッカーに荷物を当てがってみたけどデカすぎて入らず。パツパツに詰め過ぎてんねんこのバックパック。
慌てず騒がず事前に調べていたとおりにします。なんと受付にて有料で荷物を預かってくれるのです。それも1~2個なら300円で。安すぎないか?
お土産を買う側のレジに並んでその旨を伝えて、白紙に名前と電話番号を記入しお金を払い荷物を渡す。えっ?これだけですか?
利用者としては簡便でありがたい限りだけどさすがに感心しませんな。最低限フォーマットを誓約書にして各種注意文にレ点チェックからの同意サインぐらいさせたほうがいいんじゃないかな。身分証の提示をさせたっていいぐらい。
受け取るときにも名前を言っただけで荷物が出てきました。取り違えの可能性とか荷物が1個足らないだの荷物が汚れただの中身が破損してるだの言い出すクレーマーへの対処とかどうするんだろ。
キャリーバッグが入る大型のコインロッカーを増設(ゲートの外でもいい)して「勝手にやっとけあとは知らん。空いてない場合も知らん」ぐらいでいいと思いますよ。スタッフの労力と園の責任を軽減するためにも。
荷物預かりは親切でありがたいサービスですが、そこにつけこむ輩や迷惑な要求をしてくる野郎や何言ってるか分からないあたおかは確実に存在しており見分けがつきません。システムで防除するしかないと思うなー。あまりにヒヤリとする事案だったので長々と書いてしまいました。
ようやく身軽になったので園内を見てまわります。
まずは入ってすぐの「世界のフクロウ展示」
おお~いろいろおるな~
だいたい寝てるんだね。そうだよね。
ワシミミズク系はどれも似てるなー。それとワライカワセミくんはこのクラスでやっていけるのかね?場違い感を感じてはいないかね?
照明や大型液晶モニターの光がガラス面に映り込みやすく、写真を撮るのが難しかったエリアです。ウイングスパンに出てくる鳥にはカードを貼り付けてみました。この後もこんな感じで鳥の写真を載せていきたいと思います。画像編集メンドくさいな。
続いての扉を開けると右にペンギンプール、左にオシドリの池があります。
この辺りから餌を買って鳥に与えることができます。1羽だけいるコクチョウがやはり強く、他のカモを追い払うようにして食べていました。
次は飲食スペース。レストランフローラ、フードカフェハナハナ、そして持ち込んで食べていいフリースペースがあります。
広い天井一面に吊るされたインパチェンス。そういえばここは花鳥園。鳥だけをウリにしているわけではないのだよ。
右の扉を抜けるとバードショーの会場があり、13時からの準備がされてました。その横にシッティングエリアというものがあり、主に小型のフクロウが繋がれた状態でチョコンと座っています。名前のパネルを撮り忘れたのでどれが誰やら分かりませんが。
繋がれていておとなしい、というか揺るぎなく寝ている。行ったことないけどフクロウカフェとかこんな感じなのかな?
奥に進むとミヤマオウム単独コーナーがありました。
この先の扉を開けるといよいよ鳥の放し飼いスペースとなります。餌を買って持っているだけで鳥にモテモテになることでしょう。遮るものが何も無いので写真を撮りたい人にも非常にありがたいです。
と、ここで一旦休憩。
この2日間で撮った写真は1,400枚を超えており、まだまだ載せたい写真がたくさんあるため記事を分けたいと思います。次回はハシビロコウやオオハシなどの人気鳥が出てくるのでよろしければ次の記事でお会いしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた。
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