確率から見るウイングスパン その2 ～ロマン砲は当たらない～
前回からの続き
どうもこんにちは。鳥まみれのジョーイです。
【前回の記事】に引き続きいろいろ調べてわかったデータについて書いていきます。前提の条件や表記の話などは前回と一緒なので割愛します。ふんわりとざっくりと読んでいただけると幸いです。では参る。
餌箱外のダイスロールタイプ
ダイスロールで捕食の成否が決まるプレデターについてです。カオジロブロンズトキなどたくさんの鳥が該当します。餌箱外に出ているダイスを全て振って魚またはねずみが出たら1つ蓄えるという能力です。唯一エレオノラハヤブサは成功したら自身に1つ産卵になってます。
さてこの能力、あまりに失敗が多いので「能力なし鳥」と変わらんなあと思ってませんか？私は思ってます。
やはり真実は秘匿されるべきだったのかもしれません。こんな数字は見たくなかった。好奇心は猫をも殺す。わかっていたはずなのに。
図を見てわかるようにダイスをMAXの4個振ったところで成功率は51.8％、半分は失敗します。残念ながら予想どおりの悲しいブラウンパワーといえるでしょう。もちろん鳥カードの能力だけが全てではありませんから、ボーナスカードやラウンドゴールにからませて得点を増やしていけばよいのですよ。そういうことにしましょう。
餌箱外のダイスロールタイプ全取り系
続いて亜種ともいえるシロカツオドリです。餌箱外のダイスロールタイプ全取り系とでも言いましょうか。はみだし刑事情熱系みたいだな。
能力の違いは出た魚の数だけ全て蓄えられるという点。4個振って4個とも魚だったら4点ゲットです。う～んロマン。
ロマン無いわ。いや有るんだけど。低確率だからこそのロマンなんだけど。とはいえ低確率にも限度ってものがあるでしょう。ロマン砲( 魚魚魚魚 )が炸裂するのは1万回に8回。つまり1,250回に1回。
起動時の1/1,250じゃないからね。4個振ったときの1/1,250だからね。
こんなのを狙うくらいだったら宝くじでも買いに行きましょう。
当たったり当たらなかったりします。
前述したシロカツオドリ以外のダイスロールタイプも全部この全取り仕様でよかったんじゃないのかなあ。得点期待値とかも誤差の範囲だし。まあウイングスパンは鳥の持つ特徴をゲーム性に落とし込むのをとても重視しているので差別化したかったのかもしれませんね。
餌箱リセットタイプ1/6グループ
さて次は餌箱リセットタイプです。ここからはプレデターカードばかりではなくなってきますが、同じように確率を調べてみました。
まずは1/6グループ。といってもオーストラリアカタグロトビだけです。ダイスを5個リロールしてねずみが出ることを期待するカードなんですが、ねずみ面は6面ダイスの1面だけなので1/6グループとしました。
決して高確率ではないですが、なんとこの鳥は成功時に
・餌としてねずみを1つ獲得
・他プレイヤー1人にねずみを渡すことで自身に3つ産卵
のどちらかを選ぶことができます。成功率約6割で3点ゲット、得点期待値に換算すると1.79点です。これは悪くないでしょう。
まあ卵スペースを空けなきゃいけなかったりで、連続では恩恵を受けにくいですが。とはいえ序盤から1ターンに卵を5個獲得できることを考えると、大洋環境においては存在感を示しているのではないでしょうか。
餌箱リセットタイプ1/3グループ
続いて1/3グループです。ヨーロッパハチクイ、シロハラウミワシ、シメ、モモイロインコがいました。ん？モモイロインコ？
それぞれ狙う餌は違えどダイス面で考えると全て2/6でした。なので1/3グループ。
成功率が1/6グループに比べてだいぶ上がりましたね。成功時の利益は餌獲得だったり1つ蓄えだったりそれぞれ違ってい、ちょっと待てやはりモモイロインコがおかしい。
そうです。モモイロインコを起動したときに1/3の抽選を受けるのは指名した他プレイヤーであり、自分には関係がありません。鼻歌まじりに2枚ずつ差し込むだけです。先ほど得点期待値が1.79点で悪くないとか言ってましたがこちらは2.0点です。いや期待値ですらありません。100％成功なわけですから。差し込みなので上限もありません。起動時に支払うコストもありません。
はぁ～上限無ぇ コストも無ぇ 出すのもそれほどムズくねぇ
引け目は無ぇ 関係ねぇ どんどん差し込みぐ～るぐる
オラこんな鳥いやだ～ オラこんな鳥いやだ～
すいません取り乱しました。「ピンクの悪魔」とは星のカービィの二つ名だと思っていたけど、もしかしたらモモイロインコのことなのかもしれません。
好き勝手書きましたがやはりパワーカードが無いと面白くないのも事実。大洋環境になって強くなった鳥もいれば、相対的に弱体化した鳥もいますね。いろんな鳥がいるから世界がステキなんですよ。
なんと優等生なコメントか。
次回が最終章予定
しょうもないことを書きすぎて文字数がだいぶいい感じになってしまいました。続きは一応の最終章予定であるその3で書きたいと思います。
ということで次回は餌箱リセットタイプ1/2グループから。
ご家族、ご友人お誘い合わせのうえ読みにきてください。
ではまた。
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