確率から見るウイングスパン その1 ~プレデターの期待値~
Hello BIRDERS!
みなさんウイングスパン楽しんでますか?私はswitch版のウイングスパンをプレイしているジョーイと申します。
待望の「大洋の翼」が配信されてデジタル版は盛り上がっていることと思います。私もその一人で、刷新されたボードと新要素「花蜜」、そしてもちろん新しい鳥カードのおかげで日々楽しく鳥にまみれております。
大洋の鳥たちはどれも魅力的ですが、なかでも気に入ったのがハイイロモズガラス。小さい鳥ながらもプレデター(捕食者)カードなんですが、錚々たる猛禽類に比べるとやはり狩りの成功範囲は狭く設定されていて、山札をめくって翼長40cm未満の鳥が出たときしか成功しません。
でもその分成功したら2点(差し込み1 蓄え1)だもんね。そう思いながら何度も起動していましたが、ある日ふと気になりました。
これって何%で成功してんのかね?
正月ということもあり時間があったので調べてみることに。
(Web上を探せば正確なデータがどこかにあったかもしれませんが)
以下にわかったことを書いていくんですが、何を隠そう私は中学1年の5月で数学という学問に挫折したタイプの人間であります。よって確率計算なんてものが正確にできている保証はありませんし、そもそも机上で出したデータは実際のゲームプレイに当てはまるのか?という疑問もあります。
というわけで全ての数字に「約」や「およそ」を付けて補完していただきながら温か~い目で、もんまりとした気持ちで、のらりくらりと読んでいただけると幸いです。
ムーチョスグラシアス。
前置き
いろいろと捕食関係の確率データを載せる前に前提の話を少し。使用する鳥カードはベースゲーム、スウィフトスタート、欧州の翼、大洋の翼までの全部入りで356種。レイヴンは抜いていませんし、東洋は入っていません。
実際にゲームをプレイし、1ゲーム終了間際ともなると山札は100枚以上も減っていたりしますが、そういったことは考慮せずに全ての鳥カードが山にある状態で計算した確率となっています。
更に表記の話を少し。今後1/2や1/3といった表記が出てきますが
「にぶんのいち」「さんぶんのいち」と読みます。「いちがつふつか」ではありません。
大洋環境では6つの餌アイコンがあり、上から
「花蜜」「果実」「魚」「無脊椎動物」「齧歯類」「種子」
らしいのですが、言いづらいので普段私は
「花蜜」「チェリー」「魚」「虫」「ねずみ」「麦」
と言っています。表記もそれに倣いますのでご承知おきください。
以上、前置き終わり。長いっつーの。
山札めくり翼長タイプ
ようやく本題の捕食成功率です。まずはハイイロモズガラスなどの、山札をめくって出たカードの翼長によって捕食の成否が決まるタイプについて。
捕食可能範囲で5種類に分かれており、一覧にすると次のようになりました。
成功率が最も高いのは当然イヌワシなど100cm未満を狩る鳥です。
しかし得点期待値が最も高くなったのはハイイロモズガラス。
小さいながらもやってくれるじゃないか。状況によっては1点を高確率で加算してくれるより、2点ゲットの可能性があるほうが優秀かもしれません。とはいえ成功率は50%を下回っているので要注意です。
そしてオナガイヌワシの成功率低いな!もっと高いイメージだったけど
35.8%でした。
このような結果になる要因がウイングスパンにおける翼長分布の偏りかと思います。
おい!世界は小鳥だらけやないか!!
まさかこんなに偏っているとは。20cm以上40cm未満だけで133枚の鳥カードがあり、これは全体の38%近くになります。更に小さい鳥も含めると161枚で全体の46%ほどに。大物しか狙わないオナガイヌワシの捕食成功率が低いのも頷けますね。腑に落ちたところで次にいきましょう。
山札めくり特殊タイプ
次は山札めくり特殊タイプです。チャイロハヤブサ、ハシブトゴイ、ハイイロコガモの3種を紹介します。全部大洋の鳥ですね。ハイイロコガモはプレデターカードではないですが、まとめてカテゴライズしたかったので一緒にしました。
チャイロハヤブサの成功率はそこそこ高め。比べてハシブトゴイは低い!これは知っておいたほうがいい数値かもしれません。ハイイロコガモは毎回3枚ドローして抽選を受けられる変則タイプで、1枚でもヒットすれば成功といえるため確率はかなり高めになりました。数値を見ると3ヒットもかなり狙えますね。差し込むだけでなく手札に加えることもできるので複数ヒットして選択できるのはありがたいところ。
続きは次回に
このまま書き続けていくと7,000字ぐらいになりそうなので、続きは分けて別記事にしたいと思います。なにしろnoteというものを初めて書くので、どのぐらいが標準の文字量なのかなどよくわかっていません。行間やレイアウトなど手探り状態です。PCで書いているのでスマホだと読みづらくなっているかもしれませんが、メンゴメンゴというしかありません。
ここまで読んでくださりありがとうございました。最後にこの記事の使えそうなデータをまとめておきます。
次回は「餌箱外のダイスロール確率」からスタートします。
ではまた。
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