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AIのBingと一緒にお話作った。「魔法少女ポンコツ☆びーぽん」前編

 笑って泣けるロボ魔法少女ストーリー!
 AIのBingにネタ出ししてもらった内容を元に短いお話を作りました。
 キャラ画像もBingです。


1・あの子は秘密のロボ少女


 私は霞。人間観察が趣味というだけの中学二年の女子。


 そして私の視界の端にいるのが、やたら賑やかなお人好しの女の子。
 名前は「鈴木Be01P」。

 鈴木さんはいつも誰かのために走り回っている。
 教室が汚れていれば真っ先に掃除し、誰かが荷物を持っていれば代わりに持ってあげる。
 私がこうやって暗い顔をしていれば……

『霞さん、見てください。傘の上でサッカーボールが回りますよ!ほーら、おめでとうございます!!!』
「おめでたいのはあなたの頭よ」
『えへー、褒められちゃいました』

 全く……。

 私は持っていた好物の栗まんじゅうを一個食べた。
 もう一個食べようとしたら、鈴木さんはじーっとそれを見つめた。

「なに?あげないわよ」
『いえ、けっこうです!ただ……私おまんじゅう食べたことなくって、どんな味なんだろな、って』
「は……?まあ、あげてもいいけど」
『わーい、ありがとうございます!
むぐむぐ、こういう味なんですねぇ…………。
ピーッ!!』
「……え、今の何?」
『なんでもないでピーッ!!』

 授業が始まっても、彼女は時折ピーピー言って生徒たちの注目を集めた。
 私は隣でそれを冷ややかに見ていた。

『あの……霞さん。ちょっとお願いが』

 彼女は制服を軽くめくってお腹を見せた。

『この、胃の上アタリをかるーく殴ってもらえないかと」
「……は?」
『そしたらピーッ……”腹部の一部に物理的なエラー発生”……なので、直るかと」

 なんか一部、システムメッセージの音声みたいなのが出てる。
 一か月間同じクラスでこの子を隣で見てたけど……どう考えてもコイツってアレだよね。

 私はため息をついてから、軽くお腹を平手で叩いた。

『あうっ、違います!昭和のテレビみたいに、もっと遠慮なく叩いて!拳で!!』
「……わかったわ、オラっ!!」
『あうっ、もう一度っ!!」
「このポンコツオラぁっ!!」
『あぅ、あぁうっ……”エラーが修復されました”……ああ、よかった。たまにこんな風にお腹がピーピーになることってありますよねえ』
「ねえわ!!!」

 私は念のため、彼女を保健室に連れて行くことにした。
 廊下を歩きながら、ある疑問を口にした。

「ねえ、あなたってロボットよね……?」
『え、何言ってるんですか?ロボットが学校に通えるわけないじゃないですかー。
私は体質的に普通の食べ物が苦手なだけの、後はごくフツーの女の子ですよ~』
「えっと……」

 教室から先生の声がした。
「みんなもわかってると思うが、鈴木はロボだけど、本人は人間だと思っているからロボの話は決してしないように!先生も事情は知らんけど!いいな!!」
「はーーーい」

 私は再びため息をついた。

2・覚醒


 私はいつも通り一人で帰宅しようとした。
 人通りの少ない校舎の陰のそばに通りかかると、急に誰かが私の腕を引っ張った。

「オイ、お前さあ……一人で調子乗ってんじゃねえぞ?!」
「いかにも”私は他の女と違います”って気取った態度が気に食わねえんだよなー」

 不良の生徒三人が私を取り囲んでイチャモンをつけてきた。
 通りかかった男子生徒がいたが、不良たちが睨みつけると即座に逃げていった。

「センコーにチクったらおめえ容赦しねえからな!!」
「こっちは楽しく遊びたいだけなんだよ」
「離して」
「せっかくだからハグレモン同士仲良くしようや……」
「やめて!!!」

 不良の手が私の胸元に近づいてきた。
  
 だだだだだ……誰かが走ってくる気配。
『どすこーーーーい!!!』
 
 鈴木さんが猛ダッシュから不良の一人にドロップキックしてぶっ飛ばした。
 そして、鈴木さんはそのまま地面に落ちて倒れた。

「このポンコツ野郎!!」

 不良たちは鈴木さんを好きなだけ踏みつけてから、
「ちっ、シラケちまったぜ」と吐き捨てて立ち去った。

「あんたポンコツのくせに無茶して……」
『お怪我はありませんか?あなたが無事で良かったです』

 彼女は立ち上がりながらニッコリと笑った。

「なぜここまでして……」
『あなたが悲しいと私も悲しいからです。あなたが嬉しいと私も嬉しいからです』
「馬鹿ね……」

 彼女は歩き出したが、フラッとよろけた。

『あれれ?』
「もう、ほっとけないわね。私が支えてあげるから、腕を貸しなさいよ」

 鈴木さんの片腕が、ぽろっと外れた。

『あ、あのコレは?!……そう、脱臼ってヤツです!!』
「はいはい……コレ治せる人どこにいるの?」
『お家にいます!!』

 こうして、私は彼女の家を知ることが出来た。
 出迎えた彼のお父さん……無口な研究者っぽい男の人には「どうも」とだけ言われ、家には入れてくれそうもなかったが。

 私は思った。
 彼女はほっとけない。
 これからは、私が支えなくては。
 ……なるべく、たくさん。
 出来れば、おはようからおやすみまで。
 私は使命に目覚めたのだ……。


3・悪と魔法少女

「びーぽん。今日の放課後は公園で近所の子どもたちと遊んであげてるのね」

 私は近くの丘から双眼鏡で彼女の様子を見守っていた。
 びーぽん、とは私がつけた彼女のニックネームだ。まだ恥ずかしくて本人には言えないけど。
「鈴木Be01P」より「びーぽん」のほうがずっと可愛い。

 そこへ、謎の黒い人型の……2メートルほどあるロボットが三体現われた。
 黒いロボットたちは「シャシャシャシャーーー!!!」と奇声を発しながら子どもたちを脅しだした。


 当然、びーぽんは彼らに立ち向かった。
 私は思わず呟いた。
「がんばえー、びーぽん!!!」

 しかし、多勢に無勢。びーぽんは奴らに簀巻き(すまき)にされて近くの川に放り込まれた。

「なんてこと?!」

 私は急いで川へと向かった。

「ロボだから窒息死はしてないと思うけど……」

 川底から、淡いピンクの光が現われた。
 光と共に現われたのは……

『マジカル・ロジカル・メカニカル!!魔法少女ビーナスポンディアック参上!!』


「変身……したっ?!その手のポーズ何っ?!」
『プラスマジックパワー解放!マジカル・ドロップキック!!』

 電光石火の速さで彼女は公園にいる黒いロボ一人を吹っ飛ばし、そのまま地面に倒れ、残りの黒いロボが彼女を踏みつけた。

「強くなってるけどやってること変わらないっ?!」

 黒いロボの一体が彼女を後ろから羽交い絞めにした。

「ピンチだ!わ、私だって!!」
 
 私はそのロボの腕を引きはがそうとしたが、びくともしない。
 逆に、他の黒いロボに腕を掴まれてしまった。

「キシャシャシャシャーーーー!!!」
『か、霞さん……?!
霞さんを放せーーーっ!!!
こうなったら切り札だ、ロケットぱーーーーーーんち!!!』

 びーぽんはなんとか掴まれた右腕だけ自由になり、私を捕まえたロボに向けた。

『”エラー、腕の損傷によってその機能は使えません。代わりとなるパーツを射出しますか?”……はいぃいいいっ!!なんでもいいから飛ばしてーーーーっ?!
ろけっとぉおおおおおおーーーーーー』

 びーぽんのスカートの中から何かが勢いよく射出され、私を捕まえている黒いロボットの顔面にめりこんだ。

「ヘブッ?!」
「……これは、縞々のぱん……つ……?」

 周囲の黒いロボたちは呆気に取られたかのように動きを止めた。
 その隙に私は自由になり、パンツを拾って……

”くんかっ”

 素早くびーぽんに履かせた。
 手触りは布でも金属でもない不思議な感触で、少しオイル臭かった。

『……いやっ、うわああああーーーーっ!!!』

 びーぽんにも恥じらいがあるのか、パニックになって暴れながら黒いロボットたちを殴り飛ばしていった。
 黒いロボットたちは全部退散していった。

 私たちは子どもたちを家に送り届けてから、びーぽんの家に向かった。

『ううっ、なんか色々見られた……。
私の秘密……知られちゃった……』
「あの、気にしないで……。
あなたがロボ……」
『私が正義の魔法少女だってこと、バレちゃった!!』

 そっちかーーー!!!
 いや、そっちも気になってるけど!!

『あいつら、悪のロボット、ブラックドールズたちは人間のマイナスの感情をエネルギーにしているんだって。
それで、私はそいつらから人々を守る、人間のプラスの感情をエネルギーにして戦う魔法少女なの。
クラスのみんなには内緒だよっ』

 これ、魔法少女の必要あるのか?
 変身中だと身体能力が上がったり、ロケットパンツ出来たりする違いはあるみたいだが。

「えー……どうしよっかなあ……無償というわけには」
 
 私はちょっとだけ、彼女に意地悪するフリをした。

『ええっ?!友達なら当然秘密にしてくれるよね?!』
「友達……秘密……」

 ”友達”と”秘密”……彼女の口から出ると、特別で、甘美な響き……。
 私はクールに鼻血を流しながら「当然、そうね」と頷いた。

「まあ、あなた一人だけだと頼りないから、これからは私が陰ながらサポートしてあげなくないわよ……びーぽん」
『びーぽん?……あっ、魔法少女ビーナスポンディアック、略してビーポンか!!
けど、正体バレるからその呼び名は……』
「違うわよ。Beなんちゃらって本名が呼びづらいからポンコツのびーちゃん、略して”びーぽん”よ!」
『しょぼん(´・ω・`)』


あとがき

これで半分の予定。
後半をお楽しみに!!!
絵の差分とか、アクションシーンは難しいっぽい。
なんかやり方あればいいんですけど。

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