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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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マダミス狂気山脈 GMガイド 陰謀の分水嶺_台本

こんにちはマーダーミステリー狂気山脈ファンの一般人です。

このガイドではマダミスやTRPGをしたことが無い友人(30代男女10名)を誘って遊んだ際に考えたこと、実際に使用した台本をまとめました。

あくまでGM初心者の私個人が、そこに集まった参加者に対して考えたことです。人によって、参加者によって正解は変わるし、もっとよい考えや進行もあります。それでも、自分がGMをする際にこういう情報があれば・・・と思ったので恥ずかしながらまとめさせてもらいました。

「配信を見て、自分で人を誘ってやってみたいけど、初めてで不安……」
そんなGM初心者の方の手助けに、少しでもなれれば幸いです。

当然ながら薄明三角点までの全てのシナリオについて大量のネタバレを含んでいますので、GMを行う方以外は見ないで下さい。

CCFOLIAの仕様

狂気山脈向けのコツや、公式の説明書だけでは分かりづらい部分について。

○<自分だけ見る>→<拡大表示>
これはバディ調査時に行う操作ですが、順序として
  (GM)→誘われた側→誘った側
と行うのが一番スムーズです。参加者がカード 公開or非公開 の把握にかける手間を減らせます。
またバディ開始時に「ココフォリアの仕様で<自分だけ見る>をすると他の人は強制的に非公開(非表示)の状態になる。しかし、<拡大表示>で表示された画面はカードが非公開になってもそのまま残る。」というような説明を軽く挟んで置くとPLに理解されやすいかと思います。

○<山札を作る>について
これは本来プレイ中使用しないコマンドですが、間違えて押されてしまった時に仕様が分からないと一番焦ってしまうものです。そこで仕組みと対処法について説明します。
<山札を作る>の仕組み
・そこに重なっている全てのカードをまとめて山にする。
・その際背面画像は初期化されて見た目は薄い黒の透明になる。
・カードを引くと<自分だけ見る>の状態でカードを引くことが出来る。
対処法
・山札からカードを引き、0枚になった山札を削除する。
・引いたカードの背面画像を編集する。

○画像の準備
パネルの編集が必要になった時、とっさにココフォリア上に数多くある中から画像を探すのは大変です。そこで事前に全ての画像をアーカイブに収納し、判別が面倒な実行犯確定のカード、進行上入れ替えるカード、最後の解説に使うものだけをココフォリア上の画像選択画面に用意しておきます。
他のカードが必要になった際にはPCの画像フォルダから探してココフォリアに入れるのがスムーズです。

○重なり優先度
スクリーンパネルやマーカーパネルを新しく作ったり、複製したりする際、【新規のパネル】【複製されたパネル】【複製元のパネル】これらはそれぞれ盤面内で重なり優先度が一番大きいパネルと同じ数値に設定されます。
マーカーが足りない時、カードを削除されて新しく作る時など重なり優先度を確認しましょう。(CCFOLIA ver.1.22.5時点 重なり優先度の仕様は過去にも時々変更があったので要確認)
また、役職マーカーは重なっていても見た目上変わり無いので、事前に複製して左上にでも5個程重ねて置くと足りなくなる事が無く便利です。

○スマホでのプレイ
スマホでもプレイが可能ですが、PCとの違いがあります。参加者にスマホの方がいたら事前に操作感を確認しておきましょう。

・ココフォリアを開いた時にチャット欄が全画面表示される。
 →左上の矢印で閉じる。

・《カード右クリック》の操作が《カード長押し》

・PDF閲覧やディスコードの操作時にココフォリア画面から移動しなくてはならない。
 →《プレイ上の注意》《プロローグ》をココフォリアにパネルとして用意。
 ディスコードでの部屋移動は権限を用意し、GM側でドラッグ移動。

・盤面の移動時に誤ってマーカーパネルを動かしてしまいがち。
余裕があれば譲渡が無いであろうマーカーを固定してしまう。

事前準備

全カード公開時の画像
スクショを撮って重要なカードを丸で囲むなど編集をしておくと盤面の把握に便利です。特に星降る天辺での各ミッション達成に必要なカードはホワイトアウト後に聞かれる事があるので準備しておくと便利です。

○BGM変更用シーン作成
BGMの名前を変更して並べておくだけでも大丈夫です。

○BGMの音量調整

音の大きさが均一になるよう調整。

○盤面パネルの重なり優先度確認

カード編集時に困らないように。特に薄明三角点は要確認。

○画像ファイルの並び順確認

カード編集時に焦らないよう、簡単に並びを確認。

○Discordの用意

テキストチャンネル2つ、ボイスチャンネル2つ、あとは各々メッセージでのやりとりで十分です。
ディスコードに慣れていて余裕のある方は各種chの用意とロールの付与をすると解説時の資料公開の際に少しだけスムーズになります。またその際には“マダミナリンク”という有志の方が作ってくださっているツールが便利です。

○ハンドアウト事前配布

時間にあまり余裕が無い場合、事前にハンドアウトの読み込みをしてきてもらうと時短になります。

GM時の注意

○焦らない
プレイ中は文章読み上げ、ルールの把握と説明、盤面管理、質問回答、エンディングの処理などやることが多いです。焦って急いだ所で処理の時間は大して変わりありません。質問への回答を後回しにしたり、確認や処理のために参加者を待たせたりしても構わないので心に余裕を持って行いましょう。

GM裁量
GM初心者ですから不手際や勘違いから処理を間違えたり、困った状況に陥ることもあります。必ずしも原作通りに完璧に処理しようとせず、勝手にハウスルールにしたり、時間を少し巻き戻して処理したり、臨機応変に対応しましょう。ただ、その際には参加者とも話をして皆が納得がいく形に出来たら良いと思います。

エンディング処理
そこまでの議論がどんなに良くてもエンディングで納得がいかないと、後味が悪くなってしまいます。処理を焦らず、必要なら参加者に処理の相談をしても構わないので、皆が納得出来るよう最善を尽くしましょう。
下に色々まとめましたが、参加者によって求められる進行は変わります。あくまで参考程度に考えてもらって、臨機応変に行って下さい。

・例は具体的に
初心者が一番困るのがエンディングです。普段ロールプレイと縁の無い参加者は混乱状態でしょう。そこで、まずはなるべく具体的な行動例を説明します。
武器になりそうなもので殺害、ロープで拘束、生身で突き落とす、アイテムを渡す、アイテムを奪う、逃げる、等。
その上で自分がどうしたいのかを考えてもらいます。

・行動処理
行動処理は公平に行うべきですが、参加者が楽しめること、満足してもらえる事が第一です。出来る限り参加者が納得がいく形になるように厳密さよりも参加者に寄り添った進行をするべきでしょう。
投票という明確な基準がある行動順を基本とし、行動順が来た人のやりたい事をなるべく叶えられるように積極的にGMから聞き取りしていくのが良いと思います。

・行動宣言
やりたい事と行動宣言が少しずれている人には一度だけ別の案を認めます。修正するチャンスがあれば、ゲーム後に「勘違いで・・・」「分かってたのに・・・」等の不満感を抱かれにくいです。

・黒幕
黒幕は一人で考えるために勘違いや解釈違い等起き易いです。推理投票時点で事前に質問を聞いておいたり、エンディングで黒幕の行動順を迎えたなら丁寧に質問をして多少誘導するなど、ある程度処理を緩和してあげましょう。

・ロールプレイ
ロールプレイに関しては行動宣言をして余裕が出来たタイミングで、何か言いたいことがないか聞いてあげましょう。行動宣言前は推理や行動の事で頭がいっぱいでロールプレイをする余裕が無い事が多いです。


台本  マダミス狂気山脈-陰謀の分水嶺-

ここからは実際に私が使用した台本です。
主にまだら牛さんの配信から台詞を引用させて頂きました。
台本の書き起こしに関してはまだら牛さんが配信上にて許可しています。(むしろ作者であるまだら牛さんのGMやり方が正しいとは限らず、もっと良いGMをする人もいる、自分の方がより良いGMをする意気込みで良いとのこと。牛さんありがてぇ~。)
また他卓のしょぼすけさん、栗山やんみさんの配信からもGMの勉強させてもらいました。

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○準備
・配布
プロローグ
バックストーリー
各種ハンドアウト
実行犯にアイテム、スキル(盤面上ではメタ防止のため見ないよう忠告)

・ココフォリア練習部屋にて
「カードの操作 PC→右クリック 携帯→長押し
<全体に公開する>or<自分だけ見る>をした後、<拡大表示>で確認。」

「BGM音量 “■ボタン”による再生停止は全員共有しているので押さないで下さい。
上部の音量調節バーがそれぞれ独立しているので、そちらで各自音量調整して下さい。」

・プレイ上の注意、プロローグ読み合わせ。

・ハンドアウト読み込み。

・ミッション配点
ミッションの配点について。自分がどういうロールプレイをしたいのか。自分の目的に一直線になるのか、それともみんなと協調して謎を解いていきたいのか。自分のやりたいことに沿うよう配点をして下さい。
最低1点、合計10点になるようにお願いします。

○開始
では始めていきます。
これから皆さんにはこの事件の犯人、そして事件の真相を探っていく、あるいはご自身がこの山に来た目的(ミッションですね)それを達成するために「調査」を行ってもらいます。

盤面の下にあるゲーム進行と書かれたところ。これを右クリックして拡大表示して下さい。
(確認待ち)
・ゲーム進行はフェイズに分かれています。
・調査には「ソロ調査」と「バディ調査」という2種類があります。
・基本この調査を繰り返すことでゲームは進みます。
・「調査」は、カードを 「取得」 してその内容を確認することを言います。
・カードに書かれている 情報 や アイテム はそのカードを取得した人のものになります。
・取得したカードを公開するか否かは取得した人の自由です。初めは右クリック<自分だけ見る>で見ていただいて、公開したいタイミングで右クリックで<全体に公開する>をして下さい。
・「ソロ調査」ではそれぞれが一枚ずつ、自分が調べたいカードを指定して、そのカードを調べる、ということをします。
・次の「バディ調査」についてはまたその時に詳しく説明しますが、軽くいうと2人一組でカードを調査する、ということをします。そしてそこでは密談と呼ばれる行動が発生します。


では調査を実際にどうやって行うか、3つルールがあります。
取得できるカードのルールが左側の白いところに書かれています。 

①まず一つ目、山カード取得済みの標高以下を調査可能。
ちょっと難しいので説明します。一度ゲーム進行のカードを閉じて、盤面を見てください。
・盤面の中央「山」と書かれたカードが縦にずらっと並んでいます。この「山カード」を取得することで登山隊がどこまで登ったのか、踏破したのかというのを表します。なので踏破していない標高のカードは調査出来ません。

 試しに、まず山の5000のカードを取得済みのカードとして公開したいと思います。
はい、「孤立無援」というカードです。
「標高5000m以下は吹きさらし地形。現在はひどいブリザードで移動不可。」
つまり皆さんはこの巨大な山という密室の中に閉じ込められた状態で物語がスタートします。今、山の5000mが取得済みになったので登山隊は5000mまで進んだということになります。ここで皆さんが調査出来るのは他の5000mのカード、そして、山カードのひとつ上、山の6000mとなります。
この山カードは公開されていなくても、誰かが取得していれば登山隊がそこまで進んだという扱いになるので、それ以外のカードを取得出来ます。

山以外のカードは調査する際に順番は問いません。
例えば、山カードが7000まで取得されているならば、他の空いているカードの5000m6000m7000mどのカードから取っても問題ありません。被害者の5,6千は飛ばしていきなり7000mだけ取るというような事が可能です。

これが一つ目のルールです。

②二つ目
「自身のヒントカードは調査不可」です。
例えば登山家の方は登山家の5千、6千、7千、のカードを自分で調査する事が出来ません。ここには各々が持ってきた、キャラクターのハンドアウトに書いてある自身の持ち物、とか、自身に関連するものがここに配置されています。現在、殺人事件が起きて、おそらくこの中に犯人がいる。そこでお互いが怪しみあってそれぞれに目を光らせているという状態にあるので、それぞれが持っているものが大事な物証になります。これを意図的に隠したりすることは出来ない。なので「自分の持ち物は一度誰かの手に渡ってしまう」という前提でプレイをして下さい。
誰が誰の持ち物を手にしたかというのは大事になってくると思うので、取得したカードにはそれぞれのマーカーを置かせてもらいます。

③最後のルールです。
「難所」について。山の8000mと山の頂上はたどり着くのが難しい、踏破が難しい場所なので単独で行くと危険です。なのでソロ調査で調べることが出来ません。バディを組んで2マンセルで進むバディ調査の時にだけ調べられます。
以上がカード取得のルールになっています。
大丈夫ですか?何か質問ありますか?

ではソロ調査をやっていこうと思うのですが、カードを取得する順番。行動順を発表します。
この行動順は皆さんがハンドアウトのミッションに割り振った配点で決まります。実はミッションの一番上の欄に割り振った点というのが、基本的にその人がどれだけ焦っているのかを表しています。
はい、では順に
登山家  点 記者  点 調査員  点 医者  点 教授  点
ということで、行動順は1、 2、 3、 4、 5、 になります。

では行動順に調査する場所を宣言し、マーカーをのせていきます。全員選んでから一斉にカードを見ますので、まだ見ないで下さい。

ではソロ調査中に出来ることを説明します。(盤面右下の表)
ソロ調査中はそれぞれ違う場所にいて、オープン無線で会話している状況です。なのでカードの譲渡、つまりカードの受け渡しはここでは出来ません。
ただし、そこに書いてあった情報を全体に公開する、つまり無線でみんなに伝える事は出来ます。

ではここから5分間ソロ調査を開始しますが、そこで カードで見た情報 以外に、自分のハンドアウトに書いてあった情報も言ったり、言わなかったり、よく考えて自分の目的に辿り着いて頂ければと思います。
では自分が取得したカードを見て話し合いをして下さい。

~~~~~~~~
適時解説
・カードの内容への注意点として、ゲームの都合上、標高とカードの中身が結びついていないことがあります。
どういうことかというと、誰かの持ち物がその標高にあったからといってその人物がその標高に事前に居た、前にそこまで登っていたというわけではない。ということです。なので標高との関係についてはあまり気にしなくて大丈夫です。

・神秘の隠匿、狂気の洞察
8,000mデスゾーンを超えて、条件を満たせば《調査》が可能。
~~~~~~~~

時間です。ソロ調査はここで終了になります。

 ②バディ調査
では続きまして第2フェイズ、バディ調査にいきたいと思います。
マダミスの特徴的なルールとして密談という、1対1で他の人に聞こえない場所で会話をするというフェイズがあります。バディ調査はその密談にあたります。
バディ調査は 一人指名して共に調査に連れて行く という事を全員が行います。指名された人は断れません。
指名する相手は前半2回(②番と④番のフェイズ)のバディ調査で同じ人を選ぶ事は出来ません。
それ以外に指名する条件はありません。
なので、お互い指名し合って同じ組み合わせで調査を行うことも出来ますし、みんなから誘われてずっと調査する事になってもOKです。

バディ調査でもカードの取得が行われますが、ここでカードを選択し、取得するのは指名した、誘った側だけです。
ただし、取得したカードはバディ相手も必ず中身を確認します。つまり2人で調査に行って一緒に見た情報ということになります。

取るときのルールは難所に行ける事意外はソロ調査と同じで、自分のカードは選べない、山カードの標高以下しか選べないです。
あと、自分が誘った相手のカードを調査することは可能です。例えば記者を誘って、記者のカードを選ぶという事が出来ます。
(資料提示)
バディ調査では一緒にいるのでアイテムの譲り渡しやカードの譲渡も出来ます。またオープン無線にその情報を流すという形で全体にカードを公開することも出来ますし、また自分が持っているカードを相手にだけ見せるということも可能です。
というのがルールになります。
残された3人はそのまま議論を続ける事が出来ます。そこでカードの譲渡やそこにいる人にだけ見せるという事は出来ませんが、全体公開はしても大丈夫です。つまりソロ調査の時と同じ状況です。

それから一部の方、スキルの中に密談中しか使えないと書かれている場合もあります。スキルを使いたい方はゲームマスターに使用を宣言してカードを公開して下さい。全てのスキルカードはカードが公開されることが発動の条件になります。
はい、では早速ですがバディ調査を始めていきたいと思います。

実行犯( → )

③ソロ調査

④バディ調査
実行犯( → )

⑤全体会議 BGM変更
ではこれから全体会議10分間になりますが、ここで出来ることを説明します。(表参考)
カードの譲渡可能です。これは無線ではなくその場にいるということですね。カードの公開も、もちろん可能ですが、全員が揃っている場なので、誰か特定の相手にだけカードを見せるということは出来ません。ご注意下さい。
では、ここから10分間議論を行ってもらいます。

追加犯人ミッション確認
○宿主
 ①薄明石所有者
 ②・前半戦で「発狂」を言い当てた<医者>
  ・前半戦で<ペンデュラム>の所有者が移った場合、その相手
 ③上記以外はGM判断 配点で判断するのも有
カードの移動
<スキルカード???>
<Exアイテムカード>のうちどちらか(優先度:A>B)

⑥ホワイトアウト BGM変更
これから⑥番ホワイトアウトに入りますが、ここで全員に追加のカードが配られます。このホワイトアウト中、追加カードが配布されてから10分間、カードの確認と休憩をして下さい。
ホワイトアウト後に1分間ゲームマスターと密談する時間を設けます。ここで追加されたカードに対しての質問とか現在進行上気になることがある方はそこでお願いします。特に質問ない方はそれでもかまいません。
それでは○分まで休憩とします。
~~~~
質問時、ミッション達成のアドバイス、スキルを使える状況等説明する。
~~~~
皆さんが分かったこととして
このホワイトアウト中に何かがあっただろうという予感を皆さん感じました。
状況が何か動いたのではないだろうかという予感は皆さん持っています。

では後半戦に入っていきます。
注意点として後半はバディ調査が一度しかありません。ただし、密談のタイミングはもう一度あります。それは最終会議です。
最終会議では一人1回2分まで密談が可能です。また、後半のバディ調査では組む相手の制限がありません。誰を指名しても大丈夫です。
自分の目的を達成するために頑張って頂ければと思います。

ではソロ調査入っていきましょう。

⑦⑧

⑨ソロ調査 BGM変更
ソロ調査の終了時に最終会議に備えて少し休憩を挟みます。

では最終会議に備えて休憩を挟みます。

⑩最終会議BGM変更
基本的には<全体会議>と同じ扱いです。ただし、最終会議では一人1回2分まで密談が可能です。そしてこの2分は最終会議の20分間に含まれます。つまり密談で抜けている間にも時間は進んでしまいます。
また最後は皆で相談してもらいたいので、最終会議、最後の5分間は密談不可、です。
ではここから物語は最終局面、20分間、誰に密談を持ち駆けるのか、泣いても笑ってもこれが最後になります。
己の目的を達成するために、頑張って下さい。では20分間スタートです。


時間です。これにて議論終了です。

⑪推理&投票BGM変更
では皆様、ここから推理と投票の時間になります。
それと、、、大事な情報をお伝えします。このシナリオでは全員で投票し、多数決で誰かを追放するというルールはありません。
ここでの投票先はエンディングでの何かしらの条件に関わってきます。
つまり投票が完了した段階ではまだ、物語の結末は決まっていません。
投票する先を今からお伝えします。
皆さんは自分が  この事件の 「黒幕」 だ  と思う相手に投票して下さい。
投票先は 役職名 で一人を指名して下さい。では投票をお願いします。

○順序○
1黒幕指摘できた人
2寄生生物
3指摘をはずした人
~~~~~~
(あとエンディングでは皆さんが保有しているカード、誰が何を持っているのかというのが重要になってくるかもしれません。なので投票終わった方は盤面の情報をよく確認しておいて下さい。)

⑫エンディング BGM変更
ではエンディングに入っていきます。描写を読み上げさせて下さい。
~~~~~~
調査登山隊は狂気山脈の山頂に辿り着きました。
標高10,363m。新たなる世界最高峰、現在の地球で最も高い場所。極端に薄い酸素、凍てつく空気が肌を刺す中に5人は立っています。
この神の座で、陰謀と狂気をはらんだ最終章の幕が上がります。
~~~~~~
では、先ほどもお伝えした通りこの段階ではエンディングの結末はまだ確定していません。
ここからエンディング中は皆さんには一人一回ずつ何らかの行動を行って頂くことができます。
自分の目的の為に、あるいは生き延びる為に、何をしても構いません。
例えば、武器になりそうなもので殺害を試みる、ロープで拘束する、生身で突き落とす、誰かにアイテムを渡す、誰かのアイテムを奪う、逃げる・・・など。
その行動が可能かどうかは私に聞いて下さい。
またその間、会話や相談など皆さん好きにしてもらって構いません。

このアクションも行動順でやってもらうのですが、ここでの行動順は今までのものとは違います。
先ほど皆さんに投票を行ってもらいましたが、その投票の結果で行動順が決まりました。

では行動順を発表します。
1 2 3 4 5

はい、では皆さん、ブリザードが収まらぬ中、事件の真相が分からぬまま、皆さん狂気山脈の山頂にいます。出来る方はロールプレイを交えながら、自分が何をするのか行動宣言をして下さい。

では開始していきましょう。

GMメモ
・行動を伴わないRPは順次挟んでもらって構わないです。
・行動確定で構いませんか?
・~は何かしら抵抗をしますか?
・カメラ、ストロボは焚きますか?
・基本的には行動順に処理される。
・アイテム譲渡はアクション消費
 相手に投げてから別の行動をするのはおk。相手が受け取るのはその人のターン。
・カードの公開は可、不可どちらでも。状況次第。
・犯人スキルにインクアノライト使用→無意味。「その石の大きさでは吸収しきれなかった。」
・筒は狂人のみ使用可能

○寄生生物撃退
・初手
では、あなたが(アイテム)の光を<PL>に向けながら詰め寄ると、<PL>は体に異変を感じます。
まるでこのままではまずいと焦るかのように、<PL>の体から・・・胃や口から、まるで甲殻類を思わせるような
異形の生命体が ごぼりっ と口から零れ落ちますっ。
その頭には渦巻いた模様があり、無数の触覚が生えたおぞましい生き物でした。
その生き物は べちゃりっ と地面に落ちると、苦しむように身を轟かせている。

・次手カメラ
ストロボを焚いたそのカメラは、はっきりとその生物を写し出しました。
そのおぞましい生物は、その光がとどめだったかのように、塵へと帰して、その生物は消えていきました。

○電撃
・あなたの体から放たれた電撃は、○○の体の生命信号を途絶えさせたことでしょう。
・○○の記憶から~~の記憶が消え去りました。
・そして(PL)の手から美しい石が転がり落ち(PL)の体は自然とその石を掴んで天に掲げていました。

○異界の門
あなたの中にいる、あなたでは無い何者かが言葉を発し始めます。
「ダルブジ、アドゥラ、ウル、バークル。現れたまえ彼方のものよ。現れ出でたまえ。」
見上げると、虚空に、何かが降りてくる。天高くに異界の門が開こうとしていた。
「感謝しよう(プレイヤー名)、君の献身により門を開くことが出来た。」
~~~~~~
登山家
あなたは知っている。狂気山脈を制した今、この地球上にはあなたを満足させる地はもはや残っていない。【寄生生物】は門を示し、あなたを誘う。あの門の向こうには別の世界が待っている。まだ見ぬ山嶺があなたを待っているのだ。
記者
開きかけた天空の門の向こうに、あなたは見ます。今まで自分が迫ってきた全てを凌駕する、大いなる存在を。語られざるべきもの。本来ここに居てはいけないもの、確かにそれがそこにいる。この先をともにすることを選ぶのであれば、更なる不可思議の存在に出会えるのだと。
調査員
門が開く。あの世に繋がる門が。生贄を捧げたあなたの耳に、彼の声が届いた。それはあなたの問いに、あなたの思う声で、あなたの期待する答えをくれる。門の向こうから、ずるり、と何かが這い出す。あなたの目に映ったのは、“彼”の姿だった。
医者
門が開いた瞬間、あなた自身の“魂”が確かに知覚された。それは一瞬、あらゆる時間と空間に拡散した。再び収束し、あなたはあなたを取り戻す。刹那の夢から覚め、門の向こうから覗く球体を見て、あなたは理解した“彼ら”はやはり、魂の所在を知っているのだと。
~~~~~~~~~
(アクションしていない方、まだやりたいことあればお聞きしますが、何かありますか?)
ここでこの物語は終焉を迎えます。
マーダーミステリー狂気山脈陰謀の分水嶺、これにて終幕です。お疲れ様でした!

○GOODEND
・アクションしていない方、まだやりたいことあればお聞きしますが、何かありますか?
では、皆さんはその後無事にこの山から下山出来ます。その後皆さんがどういったことをしていくのかはまた別の物語となります。
・また、この山で狂気に陥って発狂してしまった方<PL>も、(山9000)にあるとおり、下山後しばらくして徐々に正気を取り戻すことが出来たでしょう。
狂気山脈陰謀の分水嶺、これにて終幕です。お疲れ様でした!

○エンド後
はい、では、まだ処理が残っています。皆さんミッションが色々ありましたね。ミッションのポイント計算をしていきたいんですが、
~~~
・その前に一つ皆さんにエンディング後のボーナスミッションとして問題を出したいと思います。
問題【この事件の黒幕は人ならざる者です。これを今作では寄生生物と呼びます。寄生生物はこの物語の最中、途中で一度移動をしています。その移動先を選ぶ条件はなんでしょうか?】
シンキングタイム2or3分で答えて下さい。
~~~~
A前半の実行犯、隊長を殺害した実行犯からバディ調査つまり密談に誘われた相手。です。
探索9000①隠された手記をご覧下さい。闇に蠢く彼らは自分達の存在に光が当たることを恐れる。
彼らは利用する人間を選別し、密談を誘いかける。

では前半の実行犯から密談を誘いかけられたのが誰かっていうのには、前半の実行犯が明らかにならならいといけないんですが、実行犯が誰かを明らかにするミッションがある方、何人かいます。
登山家、医者、そして調査員は分かった上で何かをしなければいけなかったですね。
ではこの3人実行犯誰だったでしょうか?
(満場一致で【実行犯】ということですね。)
では○○、あなたは実行犯でしたか?
(はいこれは完璧でした)
物証がいくつかありました。
・死体見分による「○○」で○○を持つ人。
・殺害現場の確定これで○○・・・
・あとボイスレコーダーで○○・・・、また記者もボイスレコーダー自体が仕掛けられていないのでアリバイが無いです。
これらの情報を加味すると消去法で誰が犯人かがわかります。

・調査員 実行犯の教授にお礼を言いましたか?
・実行犯である○○に聞きます。あなたは最初から隊長に殺意を持ってこの登山隊に参加しましたか?
ではあなたが隊長に殺意をもったのはどのタイミングでしたか?
(隊長からペンデュラムを手渡しで受け取ったとき)
その時にあなたは寄生されました。
・では寄生生物がなんだったのかというと。人を狂気に至らしめる存在です。寄生された人の持つ欲望を歪めて、狂気に至らしめるのが今回の事件の黒幕でした。
・なので教授が寄生される前に寄生生物はどこにいたと思いますか?
・隊長明らかにやばかったですよね。隊長が最初の寄生主でした。そして隊長は高山病体質のせいでこの山の上にいけないんですね。
・この山の上に寄生生物が求めるものがありました。
・薄明石を彼は求めていました。
・薄明石を探すには隊長の体では辿り着けない。あなた達全員、実は、新たな寄生先の候補としてこの山に呼ばれています。
・そして実行犯が密談を持ちかけたのは1回目が   2回目が  。この2人の内どちらかということで今回は  に。
・場合によっては寄生先が変わりますし、さらに言うと、最初の犯人も5人分のパターンがあります。
・犯人別だった時のシナリオもディスコードに貼っておきますので後で見たい方は見てください。

ではミッションの答え合わせもしながら真相を順に話していきます。

まず、ミッションで辿り着かないといけない謎がある方何人かいます。
・首の無い死体の謎を解き明かす 登山家医者
今から言う質問に答えられたら謎を解き明かせたとします。
【首なし死体の首は誰の者で、今どこにあるでしょうか】(調査員の縁者、銀色の筒)
・では何故首なし死体があったか
隊長が医者に聞いていました。脳から記憶を取り出したいと。
その理由は首なし死体が何を持っていたかと関係があります。
つまり調査員の縁者は石を持っていました。
第一次登山隊に参加して途中で死んでしまった(調査員の縁者)は、薄明石の欠片を持っていました。
そして、その在り処を知っているはずだと。どこかから取ってきたはずだと。
なのでこの首の無い死体は薄明石の在り処を探すために脳を銀色の筒に保管されたもの。
そして脳を抜かれた首自体は隊長によって捨てられていました。
・石については教授が詳しいです。
薄明石の分析を頼まれたのが教授で、インクアノライトという名前をつけたのも教授です。
そして分析の結果、教授だけは人ならざる者が関わっているんじゃないかと分かっていました。
・寄生生物は石を使って儀式を行い、自身の信奉する神を招来させたかった。

おおよそ事件の真相分かったと思いますが、ちょっと整理していきましょう。
・第一次登山隊の中に調査員の縁者がいました。
・そしてその死体を調べるために調査員と隊長が一緒に行っています。
・その時に隊長が首なし死体を首なし状態にして持ち帰り、また、その遺品も調査員から奪って持ち帰っています。
・そしてその遺品の石の欠片を使って腕時計、ペンデュラム、そして教授に分析させた未知の鉱石の欠片。この3つを作りました。
・この石は惹かれあう性質があるため、神秘の隠匿を開くにはこの石が必要でした。在り処を示すためですね。
・さらに調査員はこの石の特徴をもう一つ知っていますね。
・持っていると死者の声が聞こえる・・・。この石は異界からの電波も受信する、超すごいWiFi機能が付いています。
・というわけで調査員達が行った隊で色んなものが持ち帰られた。その後で登山家が第二次登山隊として挑んだときに、首が無くなった死体が見つかった。そしてその異常性から登山を中断することになった。
。そして今回の調査登山隊が結成されることになりました。
という流れになっています。

あと他の謎として
・記者、カメラに写ったUMAは一体なんだったでしょうか?
・光について
ヘッドランプとカメラ

○ミッション計算 (※実行犯は要変更)
登山家
点 誰よりも先に山頂に辿り着く
点 隊長殺害の実行犯を追う
点 首の無い死体の謎を解き明かす
2点B ソロ調査で【頂上】を取得する

記者
点 盗聴していたことを隠す【盗聴器】【無線機】【ボイスレコーダー】どれか非公開
点 カメラに写ったUMAの正体を明らかにする
点 生還する
2点B UMAを近距離でハッキリと写真におさめる

調査員
点 【腕時計】【ペンデュラム】を入手する
点 生還する
点 隊長殺害の実行犯を見つけ出し、礼を言う(密談時のみ可)
2点b 【首のない死体】を自分のものにする

医者
点 首の無い死体の謎を解き明かす
点 生還する
点 隊長殺害の実行犯を追う
2点b スキルで【発狂】者を確定診断する

教授
点 【薄明石】を入手する
点 隊長殺害の実行犯を追う
点 ☆マークのカードを2枚以上入手する
2点b エンディング直後、GMが出す問題に正答する


○犯人追加ハンドアウト

記者以外はミッション一番上、記者は一番下が変更
登 狂気山脈に入った者をすべて殺す
記 UMAを連れ帰る
調 死者との交信を成し遂げる。
医 【銀色の筒】を入手し、“脳缶”を作る(対象が無抵抗、あなたが銀色の筒を所有)
教 “彼方の者”を招来

追加ボーナス3点
(調査員以外)【薄明石】を手に、頂上にて“終わり”を迎える
(調査員) 【腕時計】【ペンデュラム】を入手する

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