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市原悦子さんが大好きな件。

日本で好きな女優は、と聞かれたら迷わずそう答えます。いや、今までもそう答えてきました。

いつからかと言われると、多分小学生時分に「黒い雨」を見たときからだと思います。あとは大河ドラマで竹中直人演じる秀吉の母親役を演じたとき、かな。それから悦ちゃんの出るドラマ(もちろん「家政婦は見た」です)を見るようにしていたら、「桜乙女の事件帖」だったり「弁護士高見澤響子」だったり「いじわるばあさん」だったり色々出られるようになって、ますます彼女が好きになっていきました。もちろん「日本昔ばなし」のナレーションは外せません。

あんなにホンワカした感じなのに、本当は結構ドライで、淡々としている。ある意味、あのほんわかイメージは、メディアが作り上げたものだと思っていて、ご本人は決して 「おとぼけ」キャラではありません。徹子の部屋や阿川佐和子の番組で、インタビューを受ける時の彼女のあの毅然と且つ淡々とした佇まいがまたいい。

それと意外かもしれないけどテニス観戦が好きで、私も観るのすごく好きなので、それを知った時はめちゃくちゃ嬉しかった。たしか昔グランドスラムの中継で他の解説者と共に市原悦子さんが出てきたこともあったなぁと。

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随分前だけど、会社で雑談中に、市原悦子が好きだと言ったら、「つぶまるさん、似てるやん」と言われた。たまに挙動が「家政婦は見た」みたいだよ、と。いや、そこは目指してないから。

それでも私は、どんな女性になりたいか、芸能人だと誰か、と聞かれることがごくたまにあるんだが、市原悦子さんのようになりたい、と答える。

きっと私は彼女のある一面しか、それこそ役どころでしか捉えていない部分もあると思うのだが、彼女の女優魂は唯一無二の存在だと思っている。穏やかな声色の役どころが多い中、一瞬語気を強める、あの感じ。あれは彼女にしかできなくて、何だかハッとさせられるのだ。多分「黒い雨」を見たときに子供心に感じたのもそういうところなんだろうなと。

昔、mixiが流行していた頃、悦子さんの後援会会長をされている方と知り合い(実際にお会いしたことはないのだけど)、なぜか市原悦子さんの直筆サインまで戴けたのだが、それは私の宝物のうちの一つでもあります。悦子さんもご高齢で、なかなか表舞台復帰が難しいようですが、また彼女の元気な姿を見れることを楽しみにしています。

とびきり美人ではなくても、主役ばかり張る女優でなくても、決して卑屈にならず、己の道を進んでいく、あの感じ。(いや、彼女自身には多くの葛藤があったと思うけれど) 海外の女優さんにはそういう人多いと思うんだけど、日本の女優さんには少ないなぁと思うのは私だけかな。

って長々と書いたけれど、とにかく、私は悦ちゃんが大好きなのです!

オワリ。

#私のこと #好きな女優 #エッセイ #コラム #市原悦子

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