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【cinema】愛と哀しみのボレロ

1981年公開のこの壮大なドラマについて、スッキリと感想をまとめられる気が一切しないんだが、それでも記憶に留めておきたいので書いてみます。

これは第二次大戦前夜の欧州各国(とアメリカ)の市井の人々を切り取り、その子ども、孫の世代の1980年現代までの激動の時代を描いている。

その起点となる人物には、実在のモデルがいて、グレン・ミラー、エディット・ピアフ、ヘルベルト・フォン・カラヤン、ルドルフ・ヌレエフの4人らしいのだけど、彼ら以外も濃すぎて、また1人二役演じていたりするので、ワケがわからなくなってくる。

また、本当は4時間以上ある作品が公開されるとカットされているので繋がらないところがあるのです。(私が見たのは3時間30分だったかな)

でもね、見ていて胸がいっぱいになる。使われている曲のダイナミックな感じといい、あの時代にはこの音楽しかない!と思わせられるのね。また、愛するということの苦しさだったり切なさは時代を超えて駆け巡るというのはこういうことかと。

そして、何と言ってもラストのボレロが圧巻。これを見る(聴く)ためだけに見てもいいかと思います。時代や世代を超えて、離ればなれだった者たちが一堂に会する、あのトロカデロ広場に。とにかく、この映画から発せられるエネルギーが凄い。クロード・ルルーシュの渾身の一作だと思います。

世界史で近現代史が好きだった方、映像の世紀を見て興奮を覚えた方は、是非見ていただきたいです。いやー、まさに映像の世紀だよ。
また、ちゃんと見直したい作品です。

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