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我が子は赤組。

運動会、色々あったよって話。

昨日は運動会だった。
10時前から雨が降り出し、それでも小雨だったため運動会は続いたのだが、いよいよ本降りになり、一時中止を余儀なくされた。

急遽職員会議が開かれ、子どもたちはテントの中に避難。
保護者は指示が出るまでその場で待機となった。

そもそもコロナ禍で時間短縮の、保護者人数規制ありの運動会。
自分の子供の出番が終わったら、帰らなくてはいけない。
幸い息子が出る競技はすべて午前中に終わり、帰ろうとしたんだ。

帰ろうとしたんだよ。

「あれ~!〇〇くんママじゃな~い!」

声を掛けてくれちゃったのは、保育園から一緒のママ友ではなくパパ友。

とんでもなく厄介なパパ友。

失礼だがやばいのに見つかったと思った私は、「どうも~」ですませようとしたのだが、案の定捕まった。

昔から、こういう時に逃げるのが下手くそである。

嫌な人ではないのだが、校内で平気でタバコを吸ったり、ママ友だけの飲み会についてきて散々愚痴を言ったり(保育園当時はそういうくだらない飲み会があったのだ)、我が子よりも他の子と遊ぶのに力を入れてママに怒られちゃう、そんな人だ。

そんなマナーの守れない人、HSPの私が耐えられるわけないのだ。
HSPだからか分からないが、私はマナーやルールの守れない人が大の苦手だ。

「ぜひうちの子見ていってくださいよ~!」
と言われ断れなかった私は、謎にそこまで仲良くもない「息子の同級生の弟」を応援しなくてはいけなくなった。

そもそも一時中止の段階で、競技はやっていないのにだ。

どんどん本降りになる雨。
冷たくなる身体。

しんどい。

地獄。

しかも彼、傘を持ってきていなかった私に傘を貸してくれたのはいいのだが、そのことを忘れて他の子供のお母様と話してらっしゃる。
(しかも穴が開いていた)

いや私今何で何のために人の穴あき傘さしてここにいるの。

我が子いないし競技すらやっていないのに何でここにいるの。

気分はトトロだった。

後ろではなぜか梅酒の話で盛り上がる、穴あき傘を貸してくれたパパ。

全く無駄な時間を過ごしてしまったぜ…。

結局運動会は、残りの競技だけ火曜日に持ち越しとなった。
つまり我が子の組が勝ったか負けたかすら分からないのだ。

それでも、我が子の成長にはうるうるときた。
大きくなったなあ、頑張ってるなあ。
感慨深いものがある。

何よりも、笑顔で楽しくやっていたことに安心した。

ダンスが苦手な息子が、一生懸命覚えたと思うと泣けるものだ。

実は昨日練習を見せてもらった時点ですでに号泣だったのだが。

我が子はイベントごとが大好きで、遠足の日には早起きするタイプ。
運動会も例に漏れず、なんと3時半に起きやがった。

無理。

お弁当だって作らなくてはいけないのに、3時半にぬいぐるみで、顔をバンバン叩かれる母の身になってほしい。

昨日の夜のうちにおかずを作っておいて良かった。
案の定寝坊だよ。

疲れたからとりあえず締めに入ろう。

子供の成長は早い。
あっという間に、腕の中から離れていく。
後悔しないように、一瞬一瞬を大事にしなくてはいけない。

それから嫌な時は嫌と、断れる勇気も必要だ。
どうせなら、傘には穴が開いていない方がいい。


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