オッサンは「あいの里」を見るべき

オッサンはどんなオッサンでも等しく害悪である。
オッサンの害悪はオッサンそれぞれであり、言わばオッサンの害悪の多様性である。
害悪の多様性の時代、とか無い。今も昔も今からも、オッサンは害悪である。

などと書いている俺もオッサンであり、自覚している害悪だけでもたくさんある。
・自分語りハラスメント
・昔の話するハラスメント
・昔は良かったハラスメント
・同じ話を同じ人に、何回もするハラスメント
・北の国からハラスメント
・物知りハラスメント
・心配という名の説教ハラスメント
・今のことに興味無いのに興味あるフリするハラスメント
・さして面白くない話を、さして面白くなく喋るハラスメント
・自慢ハラスメント
・調べないハラスメント
・改めるつもりはないハラスメント
・女性を性的対象として見てない故のハラスメント(オスとして死んでいるハラスメント)
・人の名前を間違った読み方で覚えるハラスメント

…等、挙げていくとキリがない。
他にもめっちゃある。

俺は(信じてもらえないだろうが)マジでオスとして死んでしまっていて、女性と接する時に「性的な下心」が無い。
それはいいじゃん!と言われそうだが、オスとして死んだオッサンには別の害悪が生じる。
だいたいモラハラである。
だいたいモラハラである。

セクハラ、パワハラ、DV等に比べ、モラハラは分かりにくい。
皆、等しくだいたいモラハラ人間である。自覚してないタイプの。

あと、そもそも、「女性を全く性的に見ない」ってめっちゃ失礼なのでは?とも思う。
相手との関係性にも依るけど。
自身を性的に見られることに価値を感じている人もいるかもしれないし。

ここまでオッサンである自分の害悪を列挙してみたが、

あまり反省してないな

とも思う。

全て心から反省してしまうと、それは完全な自己否定になり、死しか選択肢がなさそう。

なので謝罪をしてる人を見ると「心から反省してないんだろうな。何故なら心から反省した場合、死を選ぶほど自己否定し、謝罪の言葉も出ないか、既にこの世に居ないから」と思う。

まあ、そんなこんなで、皆、生きている。


現在、Netflixで「あいの里」という恋愛リアリティショーを配信している。
イントネーションは「愛の里」に近い。
伊勢の里や隆の里のような、力士的なイントネーションではない。

「あいの里」の特徴は出演者を「35歳以上」に限定していること。
なので50代や60代の害悪なオッサンが平気で出てくる。

女性にも害悪性はあろう。
でも女性の害悪性は男性のそれに比べるとそうでもない。
何故なら女性は「あいの里」みたいなのを、見るから。
フツーに、気が向いたら見るんですよ。女性は。

男性は、特にオッサンは、見ないのですよ。
恋愛か?そんなチャラチャラした…女子供が見る…何が面白いんだ?他人の恋愛に興味なんか無いし。そんなものより、この芸術的な〇〇を…
とか言って、言わずとも思って、見ないんですよ。

そこから害悪は始まっとるのです。


なのでオッサン、見た方がいいよ。
でも「あいの里」自体はそんなに面白いとは感じなかったよ、俺は。
1人で見てたらたぶん、1話の途中で再生停止してると思う。

あと、1人で「あいの里」を見ても出演者の害悪性に気付かないよ。
「俺はコイツらとは違う」
と思うから。


俺は1〜5話、8〜9話を見た。
ツイッターで同時視聴スペースをやってる時に見た。

その同時視聴スペース、その発言者の方々(だいたい女性)の喋りを「副音声」と呼ばせていただくが。

その副音声がめっちゃ面白い。「あいの里」のコンテンツそのものより面白い。

面白いというか…全く視点が違うのですよ。俺たち男性とは。

一般人が出てきた時に俺は「この人の今日のファッションは」「このアクセサリーは」「指に派手めの指輪が」とか思わない。

「ああ、綺麗な人」「なんかイイ」「なんか派手」「胸元が」「胸元の露出が」「脚を出している」
みたいなことを思う。思うというかボンヤリと感じている。

そのファッション等のことは別として、

副音声の方々は「何がキモいか」「何がいけないか」を細かく言う。

俺は「そうなん?」「これがキモいのか…」「こういうのがモラハラっぽいんだ…」などと思う。


だから、オッサンは「あいの里」を見た方がいいよ。
誰かと。そのオッサンに直接関わりのある人だとオッサン配慮のため本音を言わないから、
関わりの無い、損得抜きでズバズバと本音を言ってくれる誰かと。

…と考えると、ツイッターの「あいの里 同時視聴スペース」が良いでしょうね。

ここまで書いてもオッサンは見ないだろう、とも思う。
そもそも、オッサンはこのnoteの題名を見た時点でこのnoteを読んではいないのよね。
(1875文字)

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