屋敷娘、はじまり

こんにちは。

屋敷娘という曲について、おはなしします。
長くなりそうなので、まずははじめの部分について。
こうして屋敷娘を知っていただいたら、あなたがわたしの踊りを見てくださるときに、あまり眠くならないでいられるのではないかと思って。

前奏
じゃじゃん(三味線)

秋更けて たなびく雲と 見紛うて
矢の字結びの可愛らし

季節は晩秋、お屋敷づとめにお約束の帯結び(矢の字)をしていることが分かります。
かわいい。

千種の野辺の通い路に

このあたりでサササっと登場します。
どうぞ盛大な拍手で励ましてください。

色も変わらぬ盛りの花を…

「きょうのわたし、かわいい!あなたへYESのお返事もしちゃったし、ね!」とかとか。

ここから一人で身悶えたり、鏡を眺めてみたりと忙しい。肩口から露を払ったりもします。
手折る、とか、濡れるとか、恋にまつわる言葉ですが、ちょっとドキドキしますね。

色香含みて愛らしき

ここで一区切りです。
どうぞ盛大な拍手で「かわいいわたし」を演じたわたしを讃えてください。

続きは、また改めて。

ちなみに、家で練習するときは、画像のようなウェアに足袋という組み合わせも多いです。
羽織を着ると袂の感じが分かりやすいと『俺の日本舞踊』で読んだので、いつか試してみたいと思っています。

読んでくださりありがとうございました
では、また明日。

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