赤松健がマンガを守るためにこの10年何をしていたか。

赤松先生の選挙を応援するために、これまで赤松先生がマンガ業界の為にどれだけ尽くしてきてくれたかを説明したいと思います。

まず2010年に児童ポルノ規制や東京都の非実在青少年問題となった時に、赤松先生はマンガ家として討論配信に参加してマンガ業界の意見を述べました。
当時規制反対運動をしている我々にとって、問題を多くの人達に周知することが何よりも求められていました。その中で超人気漫画家の赤松先生が討論番組に参加してくれたことで多くの注目を集めてくれたことは大変ありがたかったです。
しかも当時はマンガ家がネットの配信に参加することも、また政治的な意見を述べることもほとんどありませんでした。そんな中現役の週刊漫画を抱える超一流のマンガ家である赤松先生が多大なリスクと時間的負担を割いて討論に参加してくれたのです。
そして赤松先生を始めとする多くの業界人の反対によって児童ポルノの改正も最小限にすみましたし、非実在青少年も実質的に廃案になりました。
ニコニコ生放送「マンガ・アニメの危機!? 徹底検証『都青少年育成条例』

2010年、絶版漫画の電子書籍を無料で公開し、DRMフリーの広告モデルで配信する企業Jコミを設立しました。
当時のWEBマンガはアマチュアの公開している作品が殆どで、出版社がマンガをネットで公開することは殆どありませんでした。
また、ファイル共有ソフトや違法サイトなどによる違法流通なども蔓延していました。そんな中赤松先生がネットでビジネスとしてマンガを公開し、そのビジネスモデルを出版社の人々に説明を行いました。
赤松先生のこの活動が出版社のマンガアプリ制作の一つの原因になったと思っています。

2013年5月30日には、赤松先生はちばてつや先生と松本零士先生を伴って議員会館を訪れ、当時民主党の代表であった海江田万里を含む与野党の議員と面会し、児童ポルノ禁止法の対象に漫画やアニメなどの創作物を含めることを規定した附則第2条の文言の削除を要求し、この文言はその後、削除されました。
赤松先生はこの頃から表現規制問題に本格的に関わり続けてくれています。

また2010年から2016年頃まで著作権法における非親告罪化の改正、つまり、著作権侵害事件を著作権者等の告訴を経ることなく公訴を提起できるようにすることが検討されていました。
この改正がなされた場合、著作権者の黙認の上で成り立っているコミケなどの同人文化が壊滅的な被害を受けることは必至でした。
この際赤松先生は、同人文化の保護を訴え、非親告罪化対策として同人での無断配布を有償・無償問わず原作者が許可する意思を示すための同人マークという新たなライセンスを考案し、自身の作品UQ HOLDER!でこのマークを採用しました。
結局著作権の改正については赤松先生を始め多くの業界人が批判を行った結果、非親告の条件として「有償著作物等について原作のまま譲渡・公衆送信又は複製を行うものであること」が追加されました。つまり同人作品は非親告の対象外となり、同人文化への被害は免れました。

現在は表現の自由を守るために同じく表現規制反対派である山田太郎と表現の自由を守る会を結成し、表現規制に対して反対活動を続けています。

このように赤松先生は10年以上の間、マンガ業界を守るために尽くしてきたのです。また今回の立候補も赤松先生個人としては負担でしかないでしょう。そんな中マンガ業界を守るために、オタクの意見を政治に届けるために身を挺してくれたのです。

私は一人のオタクとして赤松先生の献身に応えたいです。そして多くの人に赤松先生がこれまでどれだけ尽くしてくれたかを知って欲しいと思います。

最後に
自民党が嫌いでも、オタク文化が好きなら赤松先生を応援して欲しい。
憲法問題や経済問題のような大きな問題はオタクの票程度では動きません。だけどオタクの問題、表現規制問題のような小さな問題はオタクの票で動かすことができます。
表現規制問題は日本全体で言えば小さな問題だけど、我々オタクにとってはとても大きな問題でしょう。
我々の好きなオタク文化は政治家の気まぐれで潰される程度の小さな問題だ。だから我々の好きな文化を守るには用心棒を雇う必要があります。
2回の参議院選挙、1回の衆議院選挙で1人ずつ。合計3人、オタク文化を守るためだけの議員を当選させることができればオタク文化を守ることはできます。
たった3人の議員では経済問題や憲法問題を動かすことはできませんが、表現規制問題の防壁にはなります。なぜなら規制派は必至に抵抗する反規制派の3人を潰してまで規制強化をするつもりはないからです。

その為に、次の参議院選挙では全国比例は赤松健と私は書きますし、オタクの人には赤松健と書いて欲しいです。

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