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ー欠落の多い私の日常ー【第1回】〝話していい〟と〝話さなくていい〟の境界線とは...?

こちらの記事を見に来てくださった皆様へ
はじめまして。Lily Clown(リリィクラウン)と申します。

普段は、デスクワークのお仕事をしている社会人です。
変わっている。と言われるとするならば、私には性別がないこと(Xジェンダーと呼ばれる性別です。いずれこの性別はお話します。)と、ADHD(ASD)や、鬱病、パニック障害など色んな意味で個性的なものと付き添っていることです。

その他にも、AC(アダルトチルドレン)であったり、色々と複雑な環境で育ったために、未だに自分自身の『心の声』というものに、上手く気が付きにくい性格に育ってしまった。という現在進行形で自分と向き合い続けている人生です。

初っ端から「話めちゃくちゃ重たっ!!」と思われてしまった方。申し訳ございませんm(_ _)m
ですが、今回お話したいのは、題材にもしている通り、私自身の特徴的な個性が巻き起こす良いところや、悪いところを見直していき、改善できるように今何をしているのか。と言ったお話が出来ればと思います。
自己紹介でお話させていただいたことは、いずれ題材にしてお話させていただければと思います。
気になられた方は、いつかお話するその日まで、気長にお待ちいただけますと幸いです( *´꒳`*)

では、改めまして題材の話に戻ります。
皆さんは相手に伝えるべきことと伝えるべきではないことの区別は付いている!と自信を持って言えるタイプでしょうか?
私は、残念ながら空気の読めないタイプなようで、周りに誤解ばかり感じさせてしまう残念な人物だそうです(苦笑)(自他ともに認められております...)

例えば、会社で上司に「大事なことは報・連・相してください」と言われた時、貴方はどのように対処しますか?
きっと、必ず伝えるべき大切な内容と、補足で伝えるべき内容。すぐに伝えなくてもいいけれど、メモ程度に伝えられる内容などと、大概の人は考えて話せるのだと思います。

ですが、私は『時と場合』を区別することができません。つまり、私が同じような状況になると、相手にとって別に伝えなくても良いことを、こと細かく全て話してしまうのです。
しかし「そこまではいらないです」と言われてしまうと、何が大切な報告で何が必要のない報告なのか。私は全く区別が付けなくなります。
よく言えば素直。悪く言えば馬鹿正直(真面目)です(苦笑)

「一体何が大切な報告なの?」と毎回困惑します(苦笑)

これは、『相手の思っていることを上手く理解出来ない』という『受け取り方』の違い(私の生まれ持ってしまった個性)から産まれてしまうのが原因です。

この個性は、本当に面倒臭くて、相手からすると「はっきりと伝えた」と思っていても、私からすると「大事なこと」という曖昧な言葉なために、仕事場で起こる全ての事(周りからは小さなことすぎて話さなくてもいいことも含め)を報告しなければならない。と考えてしまうのです。
そのため、周りから「変わった人だなあ...」とか「本当に理解があるんだろうか...」と不安がられてしまう厄介な一面でもあります。

このように、働いていて支障が出るほど、正常な判断が出来ないため、相手の求めている回答がすぐ理解出来ないという自分の厄介な個性のせいで、仕事に就けてもあまりの罪悪感に辞めてしまうことが多々ありました。

そんな私が、何とか今働けている理由は、現在支えてくれている恋人さんからのある言葉がきっかけでした。

「自分はこうなりやすいと自覚出来ているなら、その対策は必ずあるはずだよ」

この言葉は、自己否定が強い私に深く刺さり、今もその言葉を大切にし、どんな出来事でも向き合える〝魔法の言葉〟になりました。

最初は上手く向き合うために、どのように調べていけばいいかわかりませんでしたが、自分がどうして気が付けないんだろう。というところに着目し、まずあやふやな言葉を素直に受け取ってしまうから。というところと、分からないことをはっきりと伝えられないから。という二つのことに気が付けました。

なら、『あやふやで止めない。』『分からないことを聞けるようにする』にはどうすれば良いか。それを知るために、思い込みの激しい人の対策ブログや、著書などを読んでみたところ、少しづつ自分に足りなかったものが分かっていきました。

まず、私が取り組んでみたのは、話してもらったことを『オウム返し』する。です。
もちろん、しつこく返してしまえば、これは面倒くさい人と思われてしまうため頻繁には使いませんが、言われた内容をしっかり覚えることが出来ますし、それが『大事なこと』ということがはっきりと分かるため、あえて確認時に使います。

例えば上司から「株式会社〇〇様の書類がFAXで届くから、届いたら自分の机に置いておいて欲しい。」とお願いされたとします。
その時に「はい、分かりました。」だけでもいいとは思いますが、あえて「〇〇様の書類ですね。分かりました。届いたら机に置きますね。」と『誰々』の『』というのが分かるように言い返すと、相手にも自分自身にも『大事なこと』であると認識しやすくなれます。

内容の再確認のため、繰り返し話すと頭に入りやすい。

さらに、それらを忘れにくくするために、『自分が仕事中、必ず目に通すもの』に、要件をまとめると抜け漏れが防げるのでとても良いです。
紙で書く場合は簡潔に「〇〇様、書類、上司の机」と書くだけでd('∀'*)OK︎
紙だと忘れてしまう。という人は、パソコンのカレンダー機能に追加するのがオススメです。
定期的にカレンダーに目を通し、自分が今日行う仕事を確認することも出来ますので、作業内容の再確認が出来ます。そこにどの時間帯でもいいので「〇〇様、書類、上司の机」と置くだけで、「あとはなんの仕事が残っていたっけ...?」とパッと開いたときにも、必ず目に入るので忘れませんよ( *´꒳`*)

次に、任された内容で分からないことに気がつけない時は『大切なことを質問してみる』ということにもチャレンジしてみました。

上司「〇〇さんの件だけど、その後どうするか分からないから状況を聞いてもらえる?」

と聞かれた場合は

私「〇〇さんの件ですね。分かりました。〝状況〟に関して聞くべき大事な内容は、何々がありますでしょうか?」

と返します。すると、大体の人は「企業への大事な書類」だったり、「発注後の連絡対応の確認」であったりと様々答えてくれるので、確認内容をしっかりとメモし、頼まれたことを聞くことが出来ます。

メモが苦手。という方には、メールやチャット機能などを使って、上司に質問してみるのもいいでしょう。

そうすると、画面上にしっかりと残りますので、間違えずにお話することが出来ます。

質問の仕方は様々ですが、
例えば後から気が付き、何を聞くんだろうと思った場合は、

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〉上司さん
先程対応をお願いされた〇〇さんの件で〝確認〟なのですが、
〝状況〟に関して聞くべき大事な内容は、何々がありますでしょうか?
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と質問してみてください。
もし、電話で来た場合は、上司が手が離せない状況なのだと判断し、メモやパソコンで書き込みながら、要件をざっくりとまとめましょう。

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例:〇〇さんの件
1.○○会社様の見積もり書類
2.○○さんの労災の手続き
etc…
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このような対策で、私は少しずつですが仕事のミスが少なくなれました。

もちろん、完全に直せた訳ではありません。今でもミスはしてしまいます。でも、そうなった時は、自分のメモの仕方や確認の仕方で見落としてしまったところを再確認し、「次からはこの内容も聞いてみよう!」と、しっかりと対策を重ねていっています。

私の友人に、ADHDを持つ親友がいます。その子も「自分はそういう特殊な個性が強いだけ。対策をすればみんなと同じく動ける」と考え、伝え方や考え方をいつも見直しています。

実際に、私は診断された訳ではありませんが、自分自身働いていて、頭の中にモヤがかかり、作業に取り組みたくても集中力が切れてしまったり、段取りが上手く掴めず、パニックを起こしてしまったり、同じミスを何度も繰り返してしまったりと、様々個性が出てしまっています。気にし過ぎだという人もいますが、対策を重ねてもなお、ふとした時に自分の世界に入ってしまう時があります。その時は、ミスを重ねてしまい、「直していかないと」などと注意を受けると、精神的に落ちてしまったり、混乱状態になってしまうことがあるのです。

仕事に集中しすぎるがあまり、大丈夫?
と言われることしばしば(苦笑)

今後、この部分もゆっくりと改善できるようにしていきたいと、私自身切に願うばかりです(苦笑)

まだまだ、改善の余地がある私自身の個性と向き合う人生ですが、今後も相手にとって求めている『大事なこと』をしっかりと理解出来るように、「話していい」ことと、「話さなくていい」ことを、確認していくという行動を大切にしていきたいです。

もし、同じようなことでお悩みの方は、私のこの経験が、少しでも支えになってくれれば幸いです( *´꒳`*)
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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