完全補修!プラモ塗装の技術を応用して棚についたキズをパテ埋めしてみた【おうちDIY】
こんにちは、ライターのばんびーIIIです。
日本では悪い意味でお馴染みの災害、地震。
ひとたび地震が起これば家具は倒れ、本棚は崩れ、フィギュアは散乱し、ガンプラは破壊されます。
まぁ、こういうことも起こるわけで。
ただ我々人類も完全に無力というわけではありません。
地震を防ぐことはできない。地震の被害をゼロにすることもできない。
僕たちには復興ができる。
モノであれば壊れたものを直したり、新しく作り替えることだってできるんだ。
そんなわけで今回の舞台はこちら。
観葉植物の植木鉢が落下して破損した木製の棚を補修します。
ということで、今回の企画は
それではやっていきましょう!
観察する
角が削れてしまい、塗装が剥がれています。
また、木が割れてしまい、ササクレ状になっているのもわかります。
まずはマスキング。
今回はパテで補修するため、パテが周囲までかかってしまわないようにする必要があります。
また、ササクレを切除する際にカッターナイフを使用するため、誤って周囲を傷つけてしまわないようにします。
補修の準備をする
先ほどお見せしたこの角の傷を、ますはこうします。
ササクレを全て切り落とし、パテが塗りやすいようにします。
ササクレをそのまま残してもいいのですが、今回は私がパテ埋めの初心者なこともあり、やりやすいように切り落としました。
切り落とす際のポイントは、切りクズを捨てずにとっておくことです。
下にティッシュを敷き、木クズが保存できるようにしました。
木クズを保存する理由ですが、
といった大きく分けて二つの理由が存在します。
今回は2番目に書いた理由で木クズが活躍しますので、乞うご期待。
それでは改めて、現在のキズの状態を側面、上部から確認してみましょう。
側面:わずかに凹みがあり、パテでは補修できないスキマができています。
上のわずかなスキマが凹みです。このままパテ埋めすると上部に凹みが残ったままになってしまうので、気をつけます。
上部:小さな傷が複数。中心に側面からわかるほどの凹み。
よく見ると大きなキズの他に小さなキズがいくつかあるのがわかります。
これらも一緒に補修してしまいましょう。
凹みの解消をする
まずはササクレの切り出しで出た木クズを使って凹みの補修をしていきます。
わずかなスキマが埋まり、凹みが解消されたのがわかるでしょうか。
こうして凹みの処理が終わったので、次はいよいよパテ埋めの時間です。
パテ埋めをする
さて、やっとパテ埋めができる状態になりましたね。
ちょっとパテを取って(ブレててすみません)
凹みキズに塗り込みます。
大きくはみ出た箇所や逆に塗れていない場所などを馴らすためにヘラで整えていきます。
一旦これで様子見です。乾いたらヤスリで削ります。
時間短縮のためにドライヤーで乾かします。温風でやりましょう。
さて、いい感じに乾いてきたのでヤスリではみ出た部分や角が立ってしまっている部分を落としていきましょう。
こんな感じです。キズをいい感じに埋めることができましたね。
上から見るとこんな感じです。小さなキズもしっかり補修できました。
ただまだ表面がボコボコです。もう少し調整していきましょうか。
もう一度塗ります。削って平らにしたいので少し盛り上がっているくらいにしてみました。
そしてもう一度乾かします。
乾いたのを確認したら、最後に一度削って表面をきれいに仕上げていきましょう。
まぁ、そこそこいい感じなんじゃないでしょうか。
それではこれを塗装し、色を馴染ませていきましょう。
本来であれば補修用の塗料を使用するはずでしたが、諸事情により買えなかったので今回はコピックスケッチで代用します。
まずはグレーで下地を入れます。この後に茶色を入れることで薄っぺらくない色に仕上がるハズです。
そして、茶色のコピックで色を整えたら・・・・・・・
できました!パテ埋め補修完了です!
木の塗面のツヤは再現できませんでしたが、遠くから見たら全く目立ちません。
補修前と比較してみてみましょうか。
こんな感じです。だいぶ見栄えが良くなりましたね。
終わりに
今回の補修で使った材料、なんと全て東北芸術工科大学の購買部でお馴染みの「TUAD STORE」で購入することができます。
パテは700円くらいです。ヘラもついてくるので無(理のない)課金で補修が可能です。
ヤスリはザラザラなモノではなく、さらさらな面のものをオススメします。
マスキングテープは一番安いもので十分です。
コピックは補修したいモノの色に合わせて買うことができるのでオススメです。1本の値段が高いので買う際には慎重に!(本来はイラストを書くためのペンなので普段絵を描く方ならすでに持っているものを使うといいかもしれません)
今回の補修は木製の棚ですので、プラスチックの補修はまた別な方法で補修します。質問があれば是非コメントへ!
読んでいただきありがとうございました!
(編集:ばんびーIII)
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