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はるちゃんのたまごかけごはん

「たまごかけにする!」

元気よくそう言うと、四歳の娘は椅子に上って冷蔵庫から卵を取り出す。

「ごはんちょうだい!」

私は娘のお茶碗にお米をよそって渡す。

コンコンコン・・・

小さな手で割れないように卵にひびを入れると

「ママ、ぱっかんして!」

私はひびが入った卵を割って、ご飯の上にのせる。
すかさず醤油をかけてぐるぐると混ぜる娘。
時には「納豆も入れる!」という。

仕事が終わり、保育園にお迎えに行って帰宅すると、夕飯の支度にお兄ちゃんの塾の送迎にと、忙しない時間。
待ちきれない娘は、いつしか自分で卵かけご飯を作れるようになっていた。

たまごかけごはん

共働き世帯の頼れる最時短ごはんは、
娘が初めて自分で作れるようになった料理。

そして私と娘のコミュニケーションの時間。

#うちの卵かけごはん

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