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【高校化学】超臨界流体“液体と気体の区別がつかない”ってどういう意味?


高校化学で習う“超臨界流体”。教科書には“液体と気体の区別がつかない状態”などという説明がしてあります。


ちょっと待ってください。液体と気体の区別がつかないってどういう意味ですか?


こういう、さも説明したような雰囲気にして、実は何も説明していない、というのはいけませんねえ。生徒をケムに巻いてごまかすのはズルい。


まず、固体・液体・気体の間の変化を相転移と言います。


固体・液体・気体を分け隔てるモノはなんでしょうか?あるいは相転移現象とはなに?


下のような“三相図”を見たことがあるでしょう。

三相図(状態図)

①②のような境界線をまたぐ変化が相転移です。


このとき、密度や比熱が飛躍的・不連続的に変化するのです。この飛躍的な変化こそが液体と気体を分け隔てるモノです。


ところが、図の③④の変化では飛躍がなく、連続的に密度や比熱が変化するのです(原因は現代の科学でも不明)。


このことを指して“液体と気体の区別がつかない”と言っているのです。


これで意味が分かったのではないでしょうか?


教科書としては、“液体と気体の区別がつかない”でカンタンに分かりやすく説明したつもりなのでしょうが、私からすると、カンタンで分かりにくい説明になっている、と思います。カンタン=分かりやすい、ではないのです。


超臨界流体については他にも学んでおかなくてはいけないことがありますが、まず、液体と気体の区別がつかない、とはどういうことか理解しましょう。


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