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海の健康

シロナガスクジラは体長30メートル、体重は200トンにもなる地球上で最大の哺乳類である。近年、世界中の海で痩せ細ったシロナガスクジラが多数目撃されている。

シロナガスクジラの餌は小さな甲殻類のオキアミだが、気候変動による海水温の上昇で餌となるオキアミが減っていることが原因と考えられている。

割竹に顔料で描かれたシロナガスクジラの親子 / Makio gaminero

シロナガスクジラの寿命はおよそ90年前後で、長生きすれば100歳を超えることもある。しかし気候変動がこのまま進行すれば、シロナガスクジラが寿命をまっとうできずに餓死し、最悪の場合は絶滅してしまう可能性も十分にあり得る。

クジラのような巨大生物の健康状態は、彼らの生息環境の健全性を表している。世界中の海を回遊するシロナガスクジラは地球の海が直面する危機を物語っているのです。



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