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【真】黒服物語〜金と女と欲望の世界〜11

僕「〜さん4本目ありがとうございます!!今日は〜さんに来て頂いて本当に感謝の気持ちです!!ありがとうございます!!」


ひな「勘太郎4本目開けちゃって〜!!イェ〜イ!!」


客「おいあんちゃんよぉ、おめぇも一杯飲めよ!まさか俺の酒飲めねぇなんて言わねぇよなぁ!」


僕「え、一緒に頂いて良いんですか??ちょっと確認だけ必要なので店長に確認してきますね!!」


客「確認?確認なんていらねぇんだよ俺が飲めって言ってるから飲めよおい!!」


僕「〜さんどうしても確認だけしないと僕クビになっちゃうんですよ!!せっかく〜さんとお話しさせて頂いてるのにもう会えなくなっちゃうの嫌です僕!」


ひな「そうだよ〜さん!〜さんが黒服と話すとこなんて殆ど見たことないからひなも見れなくなっちゃうの嫌だなぁ〜」


客「冗談だよ冗談!!良いから早く確認してこいよ!俺の酒ならあの店長もいいって言うだろ!!」


僕「すぐ聞いてきます〜!!」

(やった、やった、なんか良くわかんないけど凄いお客さんに気に入られてるしなんかひなさんにも気に入られてる?今日はなんていい日なんだ♪)


僕「仲野店長〜!〜さんの所で一杯どうだって言われたんですけどこの場合ってどうしたらいんですかね?飲んでもいんですかね!!」


仲野「え!!〜さんの席で??」

(あちゃ〜これはめんどくさい事なったぞ〜本当は新人スタッフあんまし席に着かせたくないんだけどな〜、でもここで断ったらお客様もごちゃごちゃ言ってくるだろうし勘太郎も絶対拗ねちゃうよな〜)

(いや、でもここでこんな感情なんかに流されたらダメだぞ仲野。お前はこの繁華街最大の店舗の店長なんだぞ!!)


仲野「ん〜。〜さんに気に入られた事は凄い事だし勘太郎も良く頑張ってるから本当はいいよ〜って言いたいんだけどさ、今回は辞めとこうか勘太郎。」

僕「えっ、、、。」


仲野「別に勘太郎の事が嫌いで嫌がらせしたいわけでもないし、お酒を飲む事が悪いことって言ってるんじゃないよ勘太郎!むしろお客様と仲良くなれるって事は一つの才能だと思うんだ俺は!なんだけど、色々考えた時に今回はリスクが少し高いのかなと思って辞めとこうかっていう話なんだ!!」

(うわ〜めちゃくちゃ拗ねてるじゃん勘太郎、、、でもここでなんかのトラブルになったらそれこそまさにとんでもないことになるから今回はこの判断で良かったはず。いや、良かったんだ。)


僕「ですよね仲野店長、、。わかりました!今回は上手くお客様に話して断ってきますね、、。」


仲野「ごめんね勘太郎。鉄板でダメなわけではないから大丈夫な時だったら仲良くなってくれたらそれは凄い嬉しいからさまた勘太郎の力でその時は頼むよ!」



僕「はい!わかりました!!」

(何だよ店長せっかくお客さんと仲良くなったのにダメってさ、、〜さんは優しいしひなさんも優しいからトラブルなんて起きるわけないだろ!!バレなきゃ大丈夫だろ!知らないふりして一杯だけ飲んじゃえフッフッフッ、、、。)


この後すぐにこの繁華街を緩わす大きな問題が起きるのは目に見えていた、、、。

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