夏の風物詩

まだ少し気が早い気がするけれど、やがてそのうちおそらく夏が来る。

夏と言えば。

スイカを食べるという習慣が我が家にはなくて、だからスイカが好きではないのか、それともスイカが好きではないから、スイカを食べる習慣がないのか、どちらが先なのかよくわからないが、ひとまずあのモサモサとしたら食感がどうにもこうにも許せない。おまけに種も邪魔で食べにくいし。それでも友達のお母さんは満面の笑みでスイカを提供しなさってくれたりする。おまけにサービスなのかなんだか、塩をふりかけてくれたりする。やめてくれー。


花火を見るってのはいったい何が楽しいのかしら。花火が上がって、感動して悲鳴をあげちゃったりする女の子とかいるけれど、ごめんちょっと理解不能。いやもちろん、キレイだなとは思うのだけれども、周りの気合いに気圧されると言いますか…いちど有名な花火大会に行ったことあるけれど、人は多いし、屋台の飯はやたらと高いし、やっぱり僕にはちょっとわかりまへん。唯一おもしろかったのは、あまりに人が多過ぎて場所が確保できず、止むを得ずビルに反射する花火を眺めている人達…を見れたことであった。でも、隣にいた当時の恋人は着物を着れてルンルンであったから、まあとりあえず良しとしました


蚊との闘いが始まるのも夏である。庭があって池があるので、我が家ではかなりの蚊が来訪しなさる。夜あまりにも痒くて目が覚めることもしばしば。あんなちっこい虫のおかげで寝不足だなんて…腹立たしい!寝る前にベープを付けるのを忘れない、枕元にムヒを置く、網戸はしっかりしめる。これ忘れちゃダメ、絶対。なんて、蚊に対してかなり神経質になるあまり、自分の鼻息を蚊が飛んでる音と勘違いして夜遅くに目が覚めたこともあった。蚊の威力は凄まじい。


夏休みの宿題はけっきょく一度もまともにやらずに学生生活を終えてしまった。夏休みの初日には今年こそは!っていつも意気込んでいたのだけれども。ところで、中学生やら高校生の頃は一体全体どうやって、あのあり余る時間を過ごしていたのだろう。お金も大してあるわけじゃないし。そりゃ部活で忙しかった気もするけれど、恋人もいなかったし、どうしても計算が合いません。青春とは大いなるヒマのことなのか。


前々から世の女の子に聞きたいことがあるのだけれども、夏になるとたびたび目撃する、あのノースリーブからはみ出ているブラジャーの紐は、出てていいものなのでしょうか。それとも親切に”ブラヒモ!”と伝えた方がジェントルマン?ちなみに嘘でもいいから”え!見られちゃダメなやつ!(照)”と言われた方が、こっちとしては嬉しかったりします。

そんなこんなで、夏は一番好きな季節であります。(おわり)


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