顧問

部活動の顧問というのは、好きな部活、自分の専門の部活に配属されるとは限らない。
むしろ希望通りの部活の顧問になれるのは一握りかもしれない。

今日はとある部活動の顧問の話。

彼は高校生の時、文化部に所属していた。
そんな彼が大人になり、高校の先生になった。
配属された部活はソフトボール部だった。
もちろん全くの未経験だ。

未経験どころか、自身が現役時代、運動部ですらなかった。

何もわかっていない顧問に、部員が不満を感じるのは当然だった。
部員は言うことを聞かなくなり、チームとしても弱体化の一途を辿っていった。

勝つためにと、アドバイスしても部員はもはや聞く耳も持たない。

悔しかった。。。

それからソフトボールについて猛勉強した。そして片っ端から他校のソフトボール部へ電話し、練習試合を申し込んだ。

来る日も来る日も練習に明け暮れ、休みの日は練習試合をしてがむしゃらに突き進んだ。

あれから、30数年、今や全国1、2を争うチームとなった。

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