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アントレプレナーシップ教育の輪が広がる|宮崎出張+次の展開へ

今日は校務で宮崎に出張。宮崎県立宮崎商業高校へ行ってきました。50分の模擬講義?、説明会はなんとか終えて、今さっき福岡空港に到着。地下鉄を乗り継いで帰宅します。

地方での模擬講義では特に、最近は「地域で付加価値を生み出すビジネスを創る」をテーマに話すことが多いです。これは高大連携アントレプレナーシップ教育プログラム「スプラウト」で私が話すことがあれば必ず伝えていることで、「大切なものが目に見えていない。今あるものが常に正しいとは限らない。付加価値をどう生み出すかのヒントは事業機会の探索にある」というアントレプレナーシップ教育での基本的な話を地方経済の現状に照らし合わせながら話しています。

これについては日南で活躍されている田鹿倫基さんのこの記事が秀逸なので、ぜひご一読ください。

当然このプログラムではゼミ生を中心に大学生の役割が大きいのですが、ここに関わる学生は地方創生や地域活性化に興味がある学生だけではありません。あるいは、起業や社長になりたいという人たちばかりでもありません。普通の学生が講義をすることによって成り立っています。ただし、私は商学部の教員であり、研究者ですから、それまでに培ってきた私なりのパースペクティブが反映されています。

それをどう伝えるのかを考えることを通じて学生には多くを学んで欲しいですし、「講義をする」「高校生と一緒に考える」というプロセスから気づけば自分たちも学んでいるという状況を創りたいとしています。

気づけば広がったスプラウトの輪

そんなこんなで気づいたら、『スプラウト』の輪は九州を飛び出そうとしています。色使いが誤解を生みそうですが、赤は2024年も実施、青は2024年に新規で実施、緑は一旦ご縁が切れたところ(が、「おおいた起業体験プログラム」に発展解消)。

8月末には昨年度別の仕事で関わり始めた出雲市のサンロードなかまち商店街とのご縁がさらに大きくなり、「商店街で高校生向けのビジコンを!」という出雲商業高校の先生からの発案も重なって、九州を飛び出すことも決まっています。

出雲は縁結びが重要なキーワードですが、縁は縁を呼んでゼミに出雲商業高校の卒業生が入ってきました。出雲での展開は上のマガジンをご一読ください。

そして、今日宮崎に出張してゼミOGとその同僚、そして日南のお友達と会食をしました。

平家の郷のハンバーグ

そこでは昨年実施した「にちなん起業体験プログラム」をどうすれば運営ができるか。より効果的で意味あるものにできるかという議論でした。実は、昨年のプログラムを受講した今日の出張先の卒業生が本学に入学したという話(まだ未確認)もあり、このプログラムが持つ意義の大きさもあって、何とかプログラムを継続したいと考えています。当然、わたしたちだけではできないものであり、関係各所のご協力を頂かなければなりません。まだ発表できる段階ではありませんが、今年もこれを継続できるかもしれないブレイクスルーを得られるかもしれないので、これはこれで意味ある出張になりました。

一昨年、九州全域へのスプラウト展開を目標に掲げ、昨年に一気に拡大を遂げ、残すところは佐賀だけに。そして、気づけば中国地方にまで進出。大分を皮切りに大学生や地域で中高生のキャリア教育に携わっている皆さんの協力を得て、鹿児島、長崎、そして宮崎にも支援者やコラボレーションできる仲間が増えてきました。

この活動の発端となった福岡女子商業高校を中心に取り上げてくださった動画もありますので、そちらも合わせてご覧ください。

まだまだ改善の余地はありますが、こうして挑戦の機会が増えることは嬉しく、あと少しだけ力を振り絞って頑張ろうと。ぜひみなさんのお力添えが頂けると嬉しいです。

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