タイトル通り、動画時間は数分なのに凄く判りやすかったESOのDPS動画をお見かけしまして、ご許可を頂いてこちらの動画の紹介記事を書いています。
それがこちら、spurs_esoさんの動画です。ツイート引用ではスタミナナイトブレイドの動画ですが、他にもチャンネル内でスタミナソーサラー、スタミナドラゴンナイトの動画を投稿されています。
「自分がメインでやってるクラスじゃないから参考に出来ないな……」「初心者に96Kとか敷居が高すぎる……」と思われるかもしれませんが、こちらの動画ではどんなクラスでも変わらない、ESOでDPSを上げたくなった時に基本として押さえておきたい「スキルまわし・ローテーション」について簡潔に、判りやすく動画にされています。
どんなクラスであれ、「セットしたスキルの効果や継続時間を踏まえて回していく」という事には変わりません。こちらの動画では特に「選出したスキルを、並べた順番どおりに押していく」というものなので、DPSを上げる入りとしてより判りやすいと感じました。
正味な所この記事の本懐はこの動画布教で終えていますが、動画の装備セットやスキル、回し方についてもう少し詳しく文章で解説していきます。全て読むとなると結構な文章量となってしまいますが、次の見出しの項目から適宜必要な情報を読んでください!
■装備について
初心者向け記事ということで、この記事ではひとまず試練装備ではなくこちらの44K版の方に詳しく触れていきます。
先に要点をまとめると、「発動時ダメージ+ほぼ常時発動の継続ダメージ」「一定条件後に発動するダメージ」という2種類のダメージ系セット効果が発動しています。完全に同じ装備を揃えるのが難しい場合でも、「~2つのセットでダメージが生じるものにする」「残りの装備枠は武器・呪文ダメージ、クリティカルチャンス追加の底上げにする」を意識してみると、DPSの底上げに繋がります。
アリーナ装備であれば武器のみでセット効果が発動するので、まずはノーマルのドラゴンスターアリーナやブラックローズ監獄(4人用)、メイルストロームアリーナやヴァテシュラン洞穴(ソロアリーナ)へ挑戦する手もあります。
また、使うと決めた武器は金強化にするに越したことはありません。一番単純にDPSが上がる方法です。かかる素材が高価なので、自前では鍛冶・木工のクラフトLv50にし、アイテム改良の素材を半減させていくスキルを取得しないとやってられません。逆に言えば、この辺を自前でやれるようになって来たら幅広く試せるようになっていきます。
・キンラスの憤怒(DLCGD)
この装備自体はDLCGD「ブラック・ドレイクの邸宅」産ですが、発動している効果的には、2セットで同様の効果を持つ武器ならなんでも良いです。
・ニルンの柱(DLCGD)
この装備は「発動時に出血属性のダメージを与える」のと「10秒完走することでdot(継続ダメージ)としての10265出血ダメージを与える」、2つの効果があります。dotの完走が10秒、インターバルが10秒なので、つまりはこの装備ではずっとこの10265の出血ダメージが発生し続ける事になります。
大きなダメージが発生する装備では「〇%の確率で」が発動条件であるものも少なくありませんが、このセットでは「ダメージを与えた時」が条件なので発動の確実性が高くなっています。
この装備セットはDLCGD「ファルクリース要塞」産です。
・クジャルナルの悪夢(DLCGD・V)
頭or肩で1セット、残りの頭or肩と合わせて2セット効果が出るのがモンスターマスクセット、通称モンマスです。頭入手にはGDを難易度ベテラン(V)でのクリア、肩の入手には「鍵」を消費してのガチャが必要ですが、どちらも週末のシロディール各陣営に現れるカジート商人「アバダロ」さんが毎週ランダムに販売しています。
このクジャルナルの悪夢は軽攻撃が発動条件になっているので、こちらも軽攻撃キャンセルを挟んでいくESOの基本的な戦い方上、発動しやすい装備セットの1つです。
この装備セットはDLCGD「不浄の墓」で入手可能です。DLCGDのVクリアが初心者向けかと言われるとそうでもないものの、鍵での入手が出来る肩だけでも「武器・呪文ダメージの追加」や「クリティカルチャンスの追加」がついているものを入手できると、装備しないよりは底上げに繋がります。
また「ストームフィストやセレーンでもOK」と書かれており、こちらはベースゲームセット内のGDなのでDLCGDよりもVの難易度が優しめです。
・怒れるフンディング(クラフト)
怒れるフンディングは6つの特性研究を終えると作れるようになる、ベースゲームセット内のクラフト装備です。クラフト場はリフト、バンコライ、リーパーズマーチのMAP内にあります。こうしたクラフトでアクセサリーを作りたい場合、ESO+未加入で自作する場合はDLCサマーセットの購入が必要です。人気セットの1つなのでギルドストアで販売されていることもあります。
■使用しているスキル
こちらも武器同様、44K版の方を参考にします。スキルの系統を先にまとめると、次のようになります。
このビルドではULTが表武器・裏武器側とも同じスキルなので、ULT含めて11種類のスキルがセットされています。
※ここでは情報の洪水化を極力避けるためにリソース(マジカ・スタミナ・体力)回復量、最大値上昇やその他特殊効果のあるパッシブは省いています。ですが基本的に、セットするクラス、武器、ギルドスキルラインのパッシブは全部チェックして、上がるものは取得してください。リソースの維持もDPS向上に繋がっています。
・二刀側(表)
・両手側(裏)
・バフ
上記のスキルによって、戦闘中に付与出来るバフ・デバフをまとめると次のようになります。ゲーム内表記では「ステータス効果」なので、検索する際にはこちらの語句を用いても見つかりやすいかもしれません。
また、何度か自前の記事で触れていますが、ESOでは「〇〇(弱)と〇〇(弱)など、強弱まで同じ名前のバフ・デバフは、スキルや薬で付与手段が違っても重複しない」「〇〇(弱)と〇〇(強)は重複できる」というルールがあります。
ここで更に加えたいのが、「錬金薬によるバフ効果」です。スタミナビルド向けの錬金薬は「武器攻撃力のエキス」です。一般的には次のような効果が人気です。
また、食事は「溶岩の踏み鳴らしスープとサルトリス」です。
食事の選び方についてはこちらでも詳しい説明があります。
・デバフ
このデバフは、スキル効果の中で確定で付与されるものもありますが、そうでないないものはスキル使用時に、スキルの属性に応じて以下の確率で付与されます。
より詳しく理解したい場合は、こちらの記事がおすすめです。
■スキルローテーション
44K版のスキルの並び順を再度記載します。
これを元に、以下のようにローテーションさせています。
(直前に錬金薬(Pot)を使用する)
5回攻撃>「集中力」の大ダメージ発動をしてからスワップする、というローテーションです。
残忍な集中力は二刀側(表)のバーにのみありますが、最初の発動で「集中力」バフが付与されているので、両手側(裏)に切り替えても軽攻撃がカウントされていきます。
カウント自体は1回多くなっていますが、これは軽攻撃キャンセルの効果として「アビリティ時間の短縮」もあり、集中力を発動させる時点で確実に5回の蓄積が必要なのでこの回数になっていると思われます。
残忍な集中力は60秒と効果の長いバフですが、切れそうになったら「不意打ち」1回の代わりに集中力を使い、更新して維持させます。薬も同様にクールダウンが終わり次第使用して、常時維持するようにしてください。
敵のHPが25%以下になったら二刀側(表)のローテーションのみ、次のように変化します。
以上が動画で紹介されているスキルローテーションです。
■終わりに
purs_esoさんによれば、スタミナナイトブレイドの場合は「残忍な集中力」ですが、ESOはどのクラスであっても、こうしてローテーションの「核」にしやすいスキルがあるそうです。
弊noteでは初心者向けかつ「無限のビルドを楽しむ方向で」という主旨のDPS記事を以前書いていたこともあり、何より私が元々詳しい訳でも無いのでその点は省きます。マジソサはデイドラの獲物(復讐の呪い)だそうです。
スキルや装備を代替させれば当然同じ数字は出ませんが、指標が雑然としていた前記事に比べ、「こういう効果の装備セットを選ぶ」「こういう効果を基準にスキルを選ぶ」「スキルをローテーションさせていく大切さ」という考え方が伝わる一助が出来ていれば幸いです。
またspurs_esoさんの動画では2022年5月現在、スタソサやスタDKについて同様のコンセプトでの動画を投稿されているので、興味がある人は是非チェックをしてみてください! いずれの動画も簡潔に(ユーモアを交えて)まとまっており、長いものでも5分程度です。
以前書いた初心者向けDPS記事
■参考サイトまとめ
初心者向けDPSの講座を①~⑤に分けて解説されています。各項目ごとにとても細かに解説されている記事ですが、私は特にこちらの文章に「最初から最適解だとその装備でだせる数字が基準になり、選ぶ楽しみが減ってしまう」という視点で共感しています。以下引用です。
また今回の記事では不明な点をゲーム内のギルドチャットで質問したり、スキル効果の確認にコミュニティの方々にご協力いただきました。ありがとうございました!