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飛び込みの時に注意すべきこと

最近、大学生の練習を見ていてずっと思っていたことを、徐々にレクチャーしていっている。

それは、飛び込み姿勢をした時に、スタート台に対してニュートラルポジションを取れている選手が非常に少ない。

僕は20代の時にスキーとスノーボードのインストラクターをしていた経験から、水泳のスタート動作に違和感をすごく感じていた。
斜面に立って運動する時に、乗っている位置じゃないという違和感。

スキーを滑る時、必ず脛の前傾がブーツで分かりやすい位置で保たれている。しかし水泳のスタート動作では、足首は固定されていない。
故に、自分が最適な位置にいなければならない。
『Take Your Marks!』という合図とともに、大勢のスイマーは少し後ろ足の羽根の方へ重心をスライドさせる。この光景をよく見かけるが、ここに僕は、ものすごく違和感を感じていた。スキーなどの斜面での場合、その状態からではいいジャンプはできないよ!と思っていた。

Maxのジャンプをする際、足先で飛んでいるのではない。
平地でも高くジャンプしようと思うと、股関節をまっすぐに勢いよくしていくことで、高い跳躍が可能になる。
だから、足先の蹴りが重要なのではない。

この二つの違和感から、スタート時に2つの注意点を大学生に伝えている。
①大切なことは、股関節の伸展を最大限に利用し、スタート動作に結びつけること(リアクションタイムの向上の為)
②前足の脛の前傾をしっかりと取り、前足でスタート台をまっすぐ垂直に蹴り込む準備ができていること(跳躍距離を伸ばすため)

これで、結構見た目のしっかりと変わって選手自身もめちゃくちゃ飛べる!という声をここ最近プールサイドで耳にするようになってきました!

みんなのできた!という笑顔が本当に嬉しい😆
今週は、大阪府選手権。みんないい結果になればいいな!頑張れ!


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