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バタフライキックの進め方

今日も和歌山県の秋葉山県民水泳場でのレッスンでした。

僕が水泳指導で、とても大切にしていることは、身体の動作をいかに正確にこなせるか🏊‍♂️
その中でも、体幹からの動作というものに特化していつも指導している。

なぜかというと、人間の胸部には骨が多く存在し、構造上すごく頑丈にできている。
同じく、骨盤周辺の股関節周辺も骨盤という大きな骨が存在し、こちらも頑丈にできている。

だがしかし、腹部を見ると背骨はあるものの、構造上顕著に不安定な部分。
ここの安定性がないと、水中のような支持点のない競技では、人間が本来発揮できる力が存分に発揮できるわけがない。

この考えから、バタフライキックの運動を捉え、
『バタフライのキックはみぞおち周辺から動かしてキックしよう!』
というコーチからのアドバイスをよく耳にする。

これにはきちんとした理由がある。
バタフライのキックは、足で蹴っているんじゃない!
脚でキックを蹴ろうとしている人は、だいたいが大腿四頭筋の辺りに疲労を感じる。
この筋肉は、人間の骨格筋の中でも1番大きいとも言われている筋肉である。
これは何を意味するかというと、筋収縮する距離も長いので、一番短くなるまでの時間(最大収縮するまでの時間)もわずかながら時間がかかる。

それに比べて、腹部(みぞおち周辺)・臀部などに疲労を感じる人は、一つ一つの筋肉がそこまで大きくなく小さなパーツが集まって大きな腹部の筋肉群になっているため、一番短くなるまでの時間(最大収縮するまでの時間)が速くなる。
これは意味するのは、クイックな動きの対応能力が高いということになる。

だから、速くてシャープなキックを連発できる選手は、みぞおち・臀部を多用してバタフライキックを打っているという説明がつくよね!

これもまさに体幹からの動き!
僕の指導のテーマは、常に運動は、体幹から末端への運動!

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