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生徒の反応について

本日書く話について

腑に落としていただきたいと思うあまり、
まわりくどく書いた内容なので
先に結論を書きます。


指導では相手の反応を伺いましょう

でも相手の反応をただの良い悪いで判断して鵜呑みにしてはいけません。

わかったつもりになることが一番やっかいです。

見える部分はあくまで手掛かりでしかないのです。

⁡本質を探しましょう。



という話です。

これを理解するとどんな良いことがあるのか?

というオチは最後に書きます。


是非読んでください!



指導する

という行為は常に相手がいます。


リバーズ卓球教室での指導は基本的に少人数の対面なので
常に相手の反応が伺える状況になります。


環境によるかもしれませんが多くの場合

指導するという状況は
生徒の反応を確認できる状況だと思います。


そして、
相手の反応というのは
私達、指導者側に影響を与えるものだと思います。



指導という言葉を使わなくても
会話としてもこれは当てはまるのではないでしょうか?


こちらの意見を伝えると
相手の反応は何かしらあり、
それを無意識のうちにでも
私達は感じているものです。

それがあって
話しやすい相手もいれば
話したくない相手もいます。


指導も同じです。

教えがいのある生徒
教えがいのない生徒

きっといると思います。
(私にとってどんな反応も良い悪いではなく、意識が変われば全員教えがいのある生徒になりますので安心してください。)


さて、

指導と会話

これは似ている意味なので
このままイメージしやすい様

会話としての意味も込めて説明していきます。


あなたは
どんな人に話を聞いて欲しいですか?


楽しそうに聞いてくれる人
興味をもってくれる人
賢い人
賛成してくれる人
その人らしい意見を言える人


色々あると思います。

逆に言うと


話を聞く立場であれば
その辺りを意識すると
相手にとって話したくなる人になれる可能性がある


ということです。

そしてそれを意識して行なっている人、
無意識に行なっている人
行っていない人
出来ていない人

それぞれいると思います。
この辺りはなんとなく理解できる話かと思います。
(何度も書きますが全て良い悪いではない話です。どれも悪くないです!)




さて、
では今度は
向きを変えて考えてみましょう。

逆の立場です。


あなたは人から違う意見を聞いたとき
どう思いますか?
そして
どんな反応を相手に見せますか?


あなたは人から深い話を聞いたとき
どう思いますか?
そして
どんな反応を相手に見せますか?


本当に感動したとき

本当に考えさせられたとき

必死な時

集中してる時


⁡あなたにとって

何か
心に響いた時



心に響いた分の反応を相手に見せることができたでしょうか??


感じたことがそのまま反応に出てくるか

というと
必ずしもそうでないと思います。


不機嫌な表情をするのはどんな時?

違う意見を述べられた時?
集中してる時?
必死な時?

人によってはどれも当てはまることです
そもそも不機嫌な時にする表情も人それぞれであり、
不機嫌でも表情を変えない人も多くいます。

辛い時に笑う人
ポジティブに振る舞う人

違う意見を聞くと合わせてしまう人
理解できない時に笑って誤魔化してしまう人

本当に心に響く事を言われて感動した時ほど反応が薄い人


これは個性と同じで様々です。


本音、建前、無意識、意識


そんな色んな要素が絡み合った上に
現れてくる

反応


ということになります。

指導者は
色んな要素が絡まっていることを前提として
相手の反応を伺う事が求められます。


見えてる部分だけを鵜呑みにしてはいけない
ということです。

不機嫌そう、面白くなさそう、反応が薄い
これは必ずしも悪い反応ではないし

笑っている、よく喋ってくれる、話が盛り上がった
これが良い反応とは限らない

こうだから良い

こうだから悪い

という自分自身の価値観にとらわれていたら

見えなくなることが多々あります。


わかったつもりが一番やっかいです。

日々私も気をつけています。



そして、

相手の反応見ても仕方ないのかと言うと
それは違うと思います。



相手のことを
100%理解するのは不可能かもしれませんが、
少しでも精度を上げれるよう生徒の様子に意識を向けるのは大事なことだと思います。



たしかに人それぞれ反応は違うので
それを鵜呑みにしてはいけないのですが、

そこに相手を知る手掛かりが存在しています。

この人が笑う時
この人が不機嫌そうな時
この人が黙った時

どんな時でしたか?

なぜ今笑うのか、
なぜ今不機嫌そうな顔をするのか、
なぜ今黙り込んだのか

そこにその人の個性のヒントがあります。

その人のバックボーン

その人がこちらに感じている感覚、

その人の大事にしている価値観


個性がわかると
効率の良い指導ができます。

さらに

それ以上に良いこととして


個性がわかってくると
どんな生徒も可愛らしく思えます。


良い悪い、好き嫌い
では見れなくなる。⁡

きっと
指導が楽しくなると思います。

私自身がこの仕事を続ける度、

この仕事が好きになっていく理由です。

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