ライカのM-ISOボタン


1. M-ISOとは

 さて、今日はM-ISOの設定に関してちょっとなるほどなぁと思ったのでここにまとめておきます。ライカのISO設定のところにはM-ISOなる設定があってこれは写真にもあありますが使われてる方少ないかと思います。僕もどう使っていいかわからなかったし高感度の設定かなぐらいにしか思っていませんでした。マニュアルISOって別に軍幹部のISOダイヤルで変更できるしなんでこんな設定が????って感じでした。ところがこれがマニュアル露出をするときにすごく役に立つんです。今日はその話です

階層メニューでのM-ISOの設定

2. M-ISOの設定の仕方

それではもったいぶってw、まずはM-ISOの設定の仕方からです。ここで大事なのはISOダイヤルを使わずUIで設定できるということが大きなメリットであることを覚えておいてくださいw

M-ISOを設定する

 1.1.1 階層メニューからの設定
再掲ですがメインメニューからたどっていけばこの部分で設定できます。ただし、これは変更するのに結構メニューを繰らないといけないのであんまり実用的ではありません。まあ、出かける前に仕込む感じかなw

階層メニュでのM-ISOの位置


 1.1.2 メニュー画面からの設定
 で、これが本題です。一覧メニューからこのM-ISOが変更できます。ISOの数字をタッチしサムホイールでISOが変更できます。これが扱いいいんですよねw

ISOダイヤルでM-ISOを使用可能にしておいて、メニュー画面でISOの数字を触ればISOがサムホイールで変更できます

3. M-ISOを使う場合の設定

 さて話は前後しますがこれだけではM-ISOは使えませんw。M-ISOを使う場合はISOボタンをMに設定します。これをしないとM-ISOを使えませんwかならずこの設定はしてください。

ISOダイヤルをMにあわせて初めてM-ISOが使えます

4. なぜM-ISOを使うのか 

 さてなぜこんなめんどくさいことまでしてM-ISOを使うのかというとマニュアルでISOを変更したいからなんです。ですのでオートISOを使っている場合は無縁ですね(僕もいままでそうだったんですがw)。で、マニュアルでISOを変更するのはライカ社は嫌っている節がありますw。というのもこのISOダイヤル、上に一度上げてそのあと希望のISOに合わせてさらに押し込むというめんどくさい上にダイヤル引き上げるのに結構力がいってあんまりその操作をしたくない(カメラに負担をかけたくない)という仕様です。どう考えてもライカ社がしてほしくない操作にしか思えませんw
 
まあ理由はわかりやすくってカメラのAEに自信を持っているのとw、それとISOを迂闊に変更して撮影した場合露出ミスが致命傷になることをライカ社はおそれている節があるようです。ですのでこのボタンはあんまり触ってほしくないのですが、マニュアルで露出をする場合、どうしてもISOを変更・固定しないといけないのでそのためM-ISO(おそらくマニュアルISOの略)を作った節があります。ライカはF値はレンズについていますし、シャッターダイヤルも軍幹部にありますので、これでメニュー画面でISOを変更できると操作性は格段に上がります。
 マニュアルで露出(ISO、F値、シャッター速度)をきめて撮影する場合には操作性が格段に上がるので活用するのがお勧めです。
たとえばピーカン順光だと、ISO400でF16 SSを1/400などがサクッと設定できますが、ISOダイヤルでISOを変更すると簡単にできません。

え、今頃気が付くのは遅いって? ご指摘ごもっともでございます(汗



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