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「専門誌の記者によるレポート」寄稿 記事まとめ

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外食産業、スーパーマーケット、コンビニなど、国内を中心とした小売業界の話題、注目のトピックについて、専門誌の記者ならではの視点でレポートしていただきます!
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#DX

もはやDXに頼るより方法はない! 人口減少、人手不足時代の無人店舗の意義と可能性

スーパーやコンビニの数が減っている地方はもちろん、都市部でもちょっとした買い物がしたいときに、意外と近くにお店が見つからないことはありませんか?人口減少や人手不足が深刻化する中、買い物に利便性を求める消費者と、ビジネス採算性を求める小売企業、双方のニーズを満たす解決策が待ち望まれています。 その手段の一つとして注目を集めている無人店舗の可能性について、「販売革新」編集長 毛利英昭さんにレポート頂きました。 2016年12月にアメリカでオープンした無人店舗「Amazon Go

コンビニ&イオンのIT/DXの最新動向

国内の人口減少が進む中、限られた労働力で効率的に業務を行うには、ロボットやAIといったテクノロジー活用がカギとなります。 特に小売業界では、需要予測や在庫・発注管理、品出し業務といった分野でのIT活用が期待されています。 今回は、実際にチェーンストア各社で取り組んでいる事例について、「販売革新」編集委員の梅澤聡さんにレポート頂きました。 チェーンストアのIT/DX化はどこまで進んだのか。本稿ではセブン-イレブン・ジャパン(以下、セブン-イレブン)をはじめとするコンビニ勢力の

角上魚類に学ぶ「魚屋の極意」

お魚というと、美味しいだけではなく、EPAやDHAが豊富に含まれることや旬を味わうことができる一方で、近年の高値の影響や、自宅での下ごしらえの手間や臭いなどが気になることから、なかなか購入が難しいと感じる人もいるのではないでしょうか? 今回は、「魚を食べたい消費者」に寄り添い、売上を伸ばしている角上魚類について、その経営の極意を「食品商業」副編集長 三浦慶太さんにレポート頂きました。 「日本人の魚離れが進んでいる」とよく耳にします。でも本当にそうなのでしょうか? 鮮魚専門店

商品お届け、スマホレジ、AIアシスタントなど 最新デジタル活用でコンビニの生産性向上

コンビニエンスストアは立地、営業時間の長さ、サービスの種類など、利便性の高さから消費者に支持されてきましたが、近年はデジタル技術を活用してさらなる消費者ニーズに対応するだけでなく、店舗の生産性向上にもつながる取り組みが進んでいるようです。 今回、コロナ禍で進められた各社の最新事例について「販売革新」副編集長の梅澤聡さんにレポート頂きました。 リアルタイムの在庫連携で問題解決近年、コンビニチェーン本部は、最新デジタルを活用した店舗の生産性向上に取り組んでおり、順番に解説してい

イオンリテールのダイナミックプライシング戦略〝AIカカク〟の導入で惣菜の値引きや廃棄が1割削減

小売業界の人出不足改善のため、テクノロジーを活用する動きが活発になってきています。すでに国内でも、テクノロジーを取り入れることで業務効率化のみならず、コスト削減や収益向上、さらには社会課題解決への貢献につなげている事例が出てきています。 今回はAIを活用し、ダイナミックプライシングを実現することで利益の確保と食品ロスに取り組み、成果を上げているイオンの事例について「食品商業」編集委員の渡辺米英さんにレポート頂きました。 イオンは2021年度からスタートした中期経営計画の中で

「ときわ亭」の事例から探る外食DXの現在地

飲食業界では、DXを活用したビジネス変革にチャレンジするさまざまな取り組みが注目されています。今回は、先進的な取り組みをしている「ときわ亭」を取り上げ、雑誌「飲食店経営」副編集長の三輪大輔さんに現状をレポートしていただきました。 そもそもDXとは何かコロナ禍で外食業界のDXの流れが加速している。2018年頃から注目されていたDXの動きが一気に広がった結果、2021年こそ「DX元年」だという識者も多い。 しかし、言葉だけが一人歩きをして、本来の意味からかけ離れた使われ方をされ