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「専門誌の記者によるレポート」寄稿 記事まとめ

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外食産業、スーパーマーケット、コンビニなど、国内を中心とした小売業界の話題、注目のトピックについて、専門誌の記者ならではの視点でレポートしていただきます!
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#テクノロジー

もはやDXに頼るより方法はない! 人口減少、人手不足時代の無人店舗の意義と可能性

スーパーやコンビニの数が減っている地方はもちろん、都市部でもちょっとした買い物がしたいときに、意外と近くにお店が見つからないことはありませんか?人口減少や人手不足が深刻化する中、買い物に利便性を求める消費者と、ビジネス採算性を求める小売企業、双方のニーズを満たす解決策が待ち望まれています。 その手段の一つとして注目を集めている無人店舗の可能性について、「販売革新」編集長 毛利英昭さんにレポート頂きました。 2016年12月にアメリカでオープンした無人店舗「Amazon Go

インバウンドに人気のお店のマル秘テクニックとは

多くの人が街を行き交い、飲食店もかつての賑わいを取り戻しつつある印象がありますが、業態によってはコロナ禍前と比べ、まだまだ売上が伸びきらない状態が続いているようです。 その突破口として注目を集めているのが、インバウンド集客。一部ではコロナ禍以前の実績を上回るほど訪日外客数が増加している中、円安の影響もあってインバウンド消費に期待がかかっています。 今回は、インバウンドの集客に成功している飲食店の取り組みを「飲食店経営」副編集長の三輪大輔さんにレポート頂きました。 2022

冷凍食品は買い置きではなく いま食べたいから選ぶ時代に

忙しい時でも簡単においしく食べられるため、常備品として欠かせない冷凍食品ですが、近年は本格フレンチやスイーツなども楽しめる冷凍食品専門店が登場する等、商品バラエティの豊富さには目が離せない状況になってきています。 今回は、そんな冷凍食品専門店をオープンさせた新しい取り組みについて「販売革新」編集委員の梅澤聡さんにレポート頂きました。 “日常づかい”に加えて“特別な日”を演出「冷凍食品が従来の弁当のおかずに代表される、いわゆるストック型の消費から、今後はおいしいディナーやスイ

最新AIとロボティクスを搭載したイオン「グリーンビーンズ」の革新

ここ数年で世の中に広く浸透した、ECやネットスーパーなどのサービス。コロナ禍をきっかけに日用品や生鮮食品をオンラインで購入し、そのまま継続利用している人は多いのではないでしょうか? 富士経済が2023年5月発表した「通販・EC・ネットスーパーの国内市場調査」によると、ネットスーパー市場は生鮮食品や米、飲料類を中心に堅調な需要があることに加え、流通大手による取り扱い品目数の増加やサービス対応店舗の拡充、エリアカバー率向上による利便性向上と単価アップから、さらなる市場拡大が見込め

コンビニ&イオンのIT/DXの最新動向

国内の人口減少が進む中、限られた労働力で効率的に業務を行うには、ロボットやAIといったテクノロジー活用がカギとなります。 特に小売業界では、需要予測や在庫・発注管理、品出し業務といった分野でのIT活用が期待されています。 今回は、実際にチェーンストア各社で取り組んでいる事例について、「販売革新」編集委員の梅澤聡さんにレポート頂きました。 チェーンストアのIT/DX化はどこまで進んだのか。本稿ではセブン-イレブン・ジャパン(以下、セブン-イレブン)をはじめとするコンビニ勢力の

商品お届け、スマホレジ、AIアシスタントなど 最新デジタル活用でコンビニの生産性向上

コンビニエンスストアは立地、営業時間の長さ、サービスの種類など、利便性の高さから消費者に支持されてきましたが、近年はデジタル技術を活用してさらなる消費者ニーズに対応するだけでなく、店舗の生産性向上にもつながる取り組みが進んでいるようです。 今回、コロナ禍で進められた各社の最新事例について「販売革新」副編集長の梅澤聡さんにレポート頂きました。 リアルタイムの在庫連携で問題解決近年、コンビニチェーン本部は、最新デジタルを活用した店舗の生産性向上に取り組んでおり、順番に解説してい

「グリーンローソン」がお客様と共に取り組む レジ袋、フードロス、使用電力の撤廃と抑制

レジ袋有料化をきっかけにマイバックを持参する人も増えていますが、コンビニではレジ袋削減だけでなく、フードロス対策や使用電力の抑制といった環境対策にも取り組んでいます。 今回は、環境負荷軽減に積極的にチャレンジしている「グリーンローソン」事例について、「月刊コンビニ」副編集長の梅澤聡さんにレポート頂きました。 コンビニに求められている環境負荷対策とは環境に配慮した店舗運営は、コンビニ業界にとって重要なテーマです。コンビニは生活者にとって最も身近な立地で商売を営み、日々の生活に

イオンリテールのダイナミックプライシング戦略〝AIカカク〟の導入で惣菜の値引きや廃棄が1割削減

小売業界の人出不足改善のため、テクノロジーを活用する動きが活発になってきています。すでに国内でも、テクノロジーを取り入れることで業務効率化のみならず、コスト削減や収益向上、さらには社会課題解決への貢献につなげている事例が出てきています。 今回はAIを活用し、ダイナミックプライシングを実現することで利益の確保と食品ロスに取り組み、成果を上げているイオンの事例について「食品商業」編集委員の渡辺米英さんにレポート頂きました。 イオンは2021年度からスタートした中期経営計画の中で

ファッション業界で進むショールーミング化、OMOは本物か?

ネットショッピングの利用が加速し、以前にも増してそれぞれのライフスタイルに合った時間や場所で買い物ができるようになっています。その裏側ではお買い物体験の向上のため、様々な店舗側の工夫が存在しているようです。今回は、ショールーミング化の現状と店舗の取り組みについて、「ファッション販売」編集部の河波昌美さんにレポート頂きました。 ECの浸透で「待つこと」が許容されるように新型コロナウイルス感染症の影響により長らく続いた外出自粛は、消費者の購買行動に大きな変化をもたらしました。社

共同配送の狙いと実態、成果とは?

2020年から22年にかけて、コンビニ大手3チェーンの共同配送の実証実験が進められているようです。企業の垣根を超えたプロジェクトの背景には、どのような狙いがあるのでしょうか? 今回はその共同配送の取り組みについて「月刊コンビニ」編集部さんにレポート頂きました。 コンビニ大手3チェーンが物流共同化の実証実験に着手「競争すべきは商品とサービス、協調すべきは物流」。 ドライバー不足やそれに伴うコスト高の解消、SDGs推進による環境への配慮など、物流に関して協調して解決していく機