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目に見えぬ暗殺者!?〜浄化槽物語③

コラム#3

「目に見えぬ暗殺者」
 2階から、し尿をばらまいちゃうくらいですから、当時のロンドン(とくに貧民街)はとても不衛生だったようです。

病人の汚物や肥溜めのクサイ臭いを嗅いだら病気になる、、、っていうのは飛沫感染ととらえれば、ウィルスの種類によっては正解のようにも思います。でもコレラに関しては経口感染(コレラ菌に汚染された水や食料を摂取することにより感染)だったので、それと知らずに汚物溜めの汚水が溶け込んだ水を飲んでいた人々はまたたく間に集団感染してしまいました。

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当時は目に見えない「微生物」が悪さをするという概念や、それが水に混じっていて人にうつることで病気が広がるっていう考えも無かったというかあやふやだったので、上の写真のように大量殺人鬼「コレラ」を探したりする人もいたりして、全く的を射ない対策がとられていたようですね(-_-;)

医師たちは瀉血をしたり、腫れたリンパ節に蛭(ヒル)をあてがったり、賛美歌を歌ったり、祈ったり…していたそうですよ(-_-;)

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