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20240221 清濁あわせのむ

今日は仕事で色々あったが、夜に蟹を食べて楽しく過ごせて良かった。

家に帰って眠るまで本を読んでいたら、すごく面白くて寝れなくなった。

内容は、木挽町の芝居小屋の前である若い侍がみごとに仇討ちを遂げたのだが、そこには秘められた真相があって親友にそれを告白するという時代小説。

己の想いを貫くことの難しさも、道理のままに行かぬ割り切れなさも、この世の中には数多ある。それを嘲笑うのではなく、ただ塊じるのでもなく、しなやかに受け止め生きる人々がいる。そのことが私の背を押し、己の心に従う力を与えてくれた。

 永井紗耶子 木挽町の仇討ち 

仕事では自分の力ではどうしようもない理不尽なことの方が多い気がする。それに嘆くわけでもなく、抗うわけでもなく、しなやかに柔軟に己の信じるものだけを信じて生きていくしかないのかなと思った。清濁あわせのむということかなと思った。

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