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突然出現した「失敗がない世界」

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52年生きてきて、もしかすると最大の革命が僕の中で起こりつつある。

それは、突然「失敗がない世界」が出現したことだ。

以前から、自己啓発書などで読んでいたから、理屈ではわかっていた。

エジソンの有名なエピソードも知っていた。

エジソンは電球を発明する時に一万回失敗したが、あきらめなかった。 

そして彼はこういった。

『 一万回失敗したんじゃない。電球が点かない組み合わせを一万回発明したのだ』。

つまり、本質的には失敗というのは「事実」ではなく「認識」であるということ。

本人が「失敗だ」と認識した時点で、その物事は初めて「失敗」となる。

裏を返せば、本人がその事象を「失敗」と認めていない限り、この世界には失敗は存在しえないということになる。

そう、僕は理解はしていた。

でも、僕は正直腑に落ちていなかった。

いや、腑に落ちていなかったというより、「失敗が存在しない世界」に対するリアリティーがなかった、という方が正確かもしれない。

それが、ここ数週間で、じわじわと変化が現れてきていた。

そして、ここ数日で一気に景色が変わったのだ。

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