トッテナムリヴァプール3

「やめられない4-4-2、”カメレオン” リヴァプール」プレミアリーグ第22節 トッテナム vs リヴァプール

発車(はじめに)

こんにちは、むじんえきBOYSのKIPPUです。年末年始の休日ダイアも終わって通常運行に戻りましたね。普通列車から特急列車への乗り換えもスムーズになり、快適な朝の時間が過ごせています。

さて、トッテナムはほぼプレミアリーグ優勝確実となったリヴァプールをホームへ迎えた1戦。怪我人続出の中でもほぼ王者相手から勝ち点を奪いたい!連敗は避けたい!エリクセン出て行かないで!どうする、モウリーニョ!

スタメンはこちら!

トッテナムリヴァプール1



選択肢を消す4-4-2vs選択肢を創るボール保持

トッテナムは4−4−2プレッシングでリヴァプールのボール保持に対抗した。そして、人への意識の強いプレッシングで外に追いやる。しかし、リヴァプールは配置をずらして中への縦パスを狙ってきた。

トッテナム 21節 リヴァプール  撤退守備

まず、ヘンダーソンがCB間やCBの右に降りる。そうすることでSBがゾーン2で幅をとれた。トッテナムのSHはリヴァプールのSBをみないといけない状況となった。

さらに、リヴァプールはワイナルドゥムの左流れ、フィルミーノのゾーン2中降りを行う。そうすることで、エリクセンはワイナルドゥムについて行き、ウィンクスはフィルミーノをみる状況になった。右ハーフレーンのチェンバレンにはアリのカバーシャドーで縦パスのコースを消した。

しかし、トッテナムはこの状況で右ハーフレーンの縦パスを通されるとチェンバレンの前方に広いスペースを与えてしまう。その後、チェンバレンは

1⃣.自ら前進。

2⃣.右レーンをオーバーラップしたアーノルドにパス。

を選択できて効果的なクロスを上げられてしまう。実際、スライドが遅れてアリのカバーシャドーが間に合わず右ハーフレーンの縦パスを通された場面があった。リヴァプールの縦パスを入れる狙いのあったプレーのスイッチはワイナルドゥムの左流れであった。

トッテナムリヴァプール4

もう1つの前進のパターンとして再現性があったのが、大外レーンへの素早い展開である。4-4-2ゾーンディフェンス(今回のトッテナムは人への意識が強いが)の弱点の1つである、「逆サイドのスペース」を突かれていた。CBのファン・ダイクとジョー・ゴメスからSBに向けて低弾道のフィードがバシバシ通されて、トッテナムとしてはここで疲労とストレスが溜まったことだろう。

リヴァプールの長い長いボール保持の時間帯が続き、トッテナムは次項に書いてあるポジトラの局面以外に希望を見出せていなかった感じがあった。


ポジトラの狙い

トッテナムリヴァプール5


トッテナムのポジトラの狙いは、ゾーン2まで上がったアーノルドの裏にソンかモウラの抜けである。前半19分のシーンでは、ゾーン1中レーンのアリからアーノルドの裏にパスが出たが、誰も走っていなかった。誰も走っていないのにパスを出したことから、ポジトラの狙いとして事前に準備されていたことがわかる。さらに、アーノルドの裏に抜けるソンとモウラは右利きでカットインを得意としているので、抜けた後のカットインからの展開も期待できる。

しかし、スペースに抜けたソンやモウラはボールを受けてサイドでジョー・ゴメスに1対1で潰されてしまった。実際にはこの抜けからの有効な展開はなかった。


70分~ 選手交代による主導権握り

トッテナムリヴァプール2

69分に、トッテナムはローズとエリクセンに代えてラメラとロチェルソを投入。点を取りに行く采配と見て間違いないだろう。となると、リヴァプールは身構えざるを得なくなった。

その後、トッテナムが落ち着いてボールを持てるようになったよ!というのが上に示したgif画像だ。

モウリーニョ体制になってから少し見られていた、片方のSBを押し上げた形での疑似3バック+2CHによるビルドアップ。今回はそれに加え、前線4人の中央密集が特徴的であった。

横幅を取ったオーリエにシンプルに展開し、中央密集隊のロチェルソがパラレラで大外に飛び出し、クロスを上げる。この形が様になっており、チャンスを演出したもののゴールには繋がらず。パラレラ役を担う選手が右利きであればもっとスムーズにクロスを上げられたのかもしれないが(ロチェルソは左利き)、それでも点が決まっていたかどうかは分からない。


そこからも1,2回ほどトッテナムにチャンスがあったがいずれも決めきれず。そうこうするうちにリヴァプールのボール保持の時間が増えていき、押し込まれたりカウンターを打ったりしていって間延びして、カオスな展開になる。

プレミアリーグの風物詩、”試合終盤は別のスポーツ”というやつだ。

そのまま試合は終了し、リヴァプールの無敗記録は継続となった。

終着駅(あとがき)

CL決勝からさかのぼってリヴァプールに3連敗、と同時にプレミアリーグでも連敗となってしまったトッテナム…。怪我人続出に加えて暗いニュース続きになってしまった。タンガンガを含めた若手の起用で苦しい時期を乗り越えるのか。それとも、モウリーニョが希望する高額選手獲得に踏み切るのか。果たして、モウリーニョが目標とする4位フィニッシュは可能なのか。これからも要注目です。

KIPPU「カムバック!!ポチェ!!」



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noteとTwitterでサッカー戦術分析中。両方ともフォローしていただけると嬉しがります。 無人駅に駅員を呼ぶためにサッカーの戦術分析で町おこし。 KAISATSUとKIPPUの2人組で10分に1本のペースの時刻表を目指して活動中(戦術分析の更新ペースは週1です)。
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