坊ちゃん文学賞 受賞作に傾向

 坊ちゃん文学賞とは、松山市が主催する4000文字以内のショートショートの文学賞である。ショートショートという書きやすさ、親しみやすさゆえ、応募数が7000作ほどになる非常に大きな賞でもあります。僕は今年で2回目の応募になります。昨年の僕の応募作品は自分で読むのも恥ずかしいほどの駄作でした。しかし、その恥ずかしい思いが今年も坊ちゃん文学賞に応募しようという気持ちを鼓舞してくれました。そして、自分なりにどんな作品が賞を受賞しているのかを分析してみました。

 受賞する上で最も大事なことは「天地一転するほどのオチ」です。あなたのショートショートに奇想天外なアイデアがあって、文章自体が小説として成り立っていたら佳作には確実に入ると思います。
 最優秀賞を受賞するかは単純な面白さです。結局は面白さです。僕が読んでて感じた、佳作と優秀賞の違いは以下になります。
佳作作品を読んでいる時、僕は少しだけですが退屈します。そして最後に全てをひっくり返す面白さを与えてくれました。
 最優秀賞に関しては最後のオチはもちろんですが、途中の話でも一切の飽きが来ません。そこが最大の違いだと思います。なかなか主観的なところだとは思います。でも、その主観的な評価の中で一番評判がいいものが最優秀賞を取るのですから見放すことはできません。

 実際、奇抜なアイデアと面白みのある文章を書くのはわかっていてもできるものではありません。でもただ、過去の受賞作の傾向を調べてみたらだけです。皆さんもぜひ応募してみてくださいね。

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