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神戸市外大文芸部構想

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。

「雪国」川端康成

私が留学先に持ってきた本は三冊あります。
一つは国内で読了できなかった。
「少年は世界をのみこむ」トレント・ダルトン:著です。
もう一つは僕の人生のバイブル。中村天風氏の「ほんとうの心の力」
そして最後に「雪国」川端康成:著です。

上二つはすでに読み終わり、現在雪国を読んでいるところです。感想を書くとキリがないのでそれは別の機会で。
川端康成といえば、日本人初のノーベル文学賞受賞者としてのイメージが僕の中では強いです。
三島由紀夫とも姉弟関係にあったとか、ノーベル賞選考段階で、駆け引きが行われていたとか。とりあえずいろんな話を聞きます。

そんなわけで興味の尽くす限り、文豪についてのyoutubeを見漁ってっていた昨晩だったのですが、満足するはずもなく。睡魔に迎えられました。

そこで感じたのは、己の圧倒的な知識不足。知識を得ることが善というわけではありませんが、直感的に三島由紀夫のような日本人の存在が必要な気がしました。彼並みの先見の明は天賦の才ではあると思いますが、今の日本に彼のように世界的に認められていた日本の才能は見当たりません。

それはともかく大学というものは学問を追求する場所であるにもかかわらず、今の日本の大学は4年間のモラトリアムであると思います。それはそれでいいのですが、せっかくの4年間を遊ぶだけに費やすのはなんともったいないことかと思った次第でございます。

私の通う神戸市外大。無名の小さな単科公立大学です。小ささ故に元からサークルなどのグループ活動は活発ではありませんが、言語を扱う大学であり、各学科ごとに文学のコースがあるのにも関わらず、文学に個人的に学ぼうとする団体が見当たりませんでした。それでは、専門学校と同じでないかとすら思えます。
単科大学と専門学校の違い。これも議論の余地がありそうです。

私の目標は神戸市外大に文芸団体を作り、のちに日本を率いる人間を世に出したい、そう考えております。

元々同志社大学の神戸市外大で入学を迷っていた私です。両親は知名度的な観点から同志社大学を進めていました。しかし私は、「知名度なんて俺があげたるくらいの気持ちがある」と両親を説得しました。

日本を率いる人間を輩出するというのがどれだけ浅はかな考えなのかはよくわかります。
正直建前とカッコつけです。
もっと正直にいえば、60年代の戦後日本に対する個人的憧れな気が90%あります。
そんな僕の憧れに一緒に歩んでくれる厨二病外大生を今探しています。
連絡はnoteでもTwitterでもなんでも大歓迎です。

学園祭で自費出版しましょう。
たまには議論しましょう。ただそんな会を外大に作りたいのです。

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