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【感想文】『超・家計簿術』~「特別支出」を制したい!~

こんにちは、つづもです。
今日はタイトルにある『超・家計簿術』(大木美子著)の感想文を書きます。

今ならkindleUnlimitedで読み放題対象です。
kindleUnlimited、普段は契約していないのですが、たまに「2か月99円」になってるときに契約してます。
今回は「3か月199円」でした。お安いときだけ契約して本に読みふけるドケチ読書家です(笑)

さて『超・家計簿術』ですが、kindleの検索で「特別支出」と入力したら出てきました。

家計管理最恐の敵?「特別支出」

「特別支出」
ご家庭のお財布を任されている方々でも、管理に悩まれることの多い項目ではないかと思います。

月々の家計簿は何とかつけられているけど、急な大きな出費があって赤字になることがある。とか、
年払いの支出(年払いの保険料、固定資産税など)をまかなうために貯金を切り崩している。とか。

著者曰く、これは「あるある」らしいです。

そして私もこの「あるある」に見事乗っかっているひとりです。

昨年の6月には、「固定資産税」「車両重量税」「車検」「住民税追加徴収」と、10万円を超える出費がドカンドカンと降ってきて、我が家の家計は壊滅的な打撃をこうむりました。
前月の5月には、ゴールデンウィークに家族旅行で20万円弱の出費をしていたため、本当に大変でした。

ここ数年は手を付けることのなかった貯金にも手を付けてしまい、罪悪感もMAX。

2023年はこうならないように!と決意を固め、「特別支出」対策を講じます。

対策として一般的かと思いますが、「特別支出」の前もっての取り置きを決行。
昨年の家計簿を基に、発生した大きな金額を一覧に書き出し概算を出しました。
ボーナスや所得税控除で戻ってきた金額は一切手を付けず、「一時プール金」として保管。
大きな金額なってきたら今は使っていない銀行口座に移しました。

ボーナスも全額プール対象だったので、家族からは若干のブーイングがあり…
「後で苦労しないためだから!」と心を鬼にしてプールプール。

しかし年払いの金額は総額70万円超、1年分丸々一気に貯めるのは至難の業。

しかも先月4月、すっかり忘れていた「地震保険」の5年分の保険料12万円の請求がきたりで、5月時点でプール金も底をつく予定です。

と、以上が「特別支出」の重みに、すっかり心を砕かれた私が「特別支出」とkindleの検索窓に入力するまでに至った経緯です。(長い)

『超・家計簿術』の概要と感想

本著ではファイナンシャルプランナー1級の著者らしく、「ライフプラン」を考えることから家計改善メソッドが繰り広げられます。

「”わが家流”のお金の使い方が貯蓄の鍵」と書かれているとおり、
「他人と比べないこと」を念頭に、自分の家庭にあったプランでお金を管理しましょう。と述べられています。

いわゆる「自分軸」ですね。

そのために「ライフプラン表」を作って、将来必要になる金額から逆算して、先取貯金を積み立てていきましょう!となります。

この考え、私もメチャメチャ共感です!
でも正直、本著前半半分は後で読んでもよろしいでしょうか?という感想です。(本当にすいません)

後半の第3章「超・家計術 先取り貯金編」から読んでいった方が、具体的でとっつきやすかった印象です。

また第4章「超・家計術 実践編」では、家計を「固定費」「変動費」「やりくり費」と分けていますが、これが他の「家計改善系書籍」とは一線を画すところだと思います。

  • 固定費:毎月発生。毎月同額のもの(住居費、月払いの保険料、保育園や 学童の使用料、固定のお小遣い、先取貯金など)

  • 変動費:毎月発生するが、金額が変動するもの(水道光熱費、ガソリン代、スマホ使用料など)

  • やりくり費:上記以外の費用(食費、日用品費、医療費、美容費など)

ポイントはとにかく「平均化」です。
細かい説明は省きますが、とにかく毎月の収入・支出を平らにならして、家計簿の運営をラクにします。
収入である毎月の給与は「(月給制の方は)一番低い月に合わせる」ことが推奨されているので、少しでも残業代など余剰の収入があった月は余裕ができるという仕組みです。

平均化で「特別支出」を制する!

頭を悩ませがちな「特別支出」も1年で平均化します。
我が家の場合のように、年70万円÷12か月=5.8万円 など「月々にしても捻出がちょっと苦しい」というときはボーナスを併用してもOK。

「特別支出」を月々の積み立てにするか、ボーナス払いにするかについては、計画表が「巻末付録」についているので書き込んで把握することができます。
実際に書き込んでみると、ぼんやりとした「特別支出の金額の大きさ」に対する恐怖が薄らいでいくのがわかりました。
まさに「知らないことが最大の恐怖」なんだと実感です!

本著は他にも「巻末付録」に家計管理シートがいくつかあります。
書き込んでいくうちに、長期目線での「ライフプラン」についても気になってくるので、そうなったら本著の前半部分を読んでみると、理解度が深まるかもしれません。

私はとりあえず、Google スプレッドシートで巻末付録と同様の表を作ってみましたが、家計の深堀りができて単純に面白かったです。

他にも本著で諸々思うところもありましたが、それはまた別の機会に書きたいと思います。

以上カンタンですが、読書感想文とさせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではでは。




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