恋心について書いちゃう。

平和的な恋というものについて書いてみようかな。
よく恋や愛は「性欲」や「独占欲」と同一視されるね。
でも私はそのような感情を含んでいてももっと複雑なものだと思うから、ちょっとそんなことについて書きたいと思います。

途中で聞くといい音楽も書いちゃうから、ぜひその音楽と一緒に読んでほしい。

笑顔を見て胸が高鳴る

♪Christina Aguilera「Beautiful」

相手が笑っただけで鼓動が少し速くなります。
心臓が少し外から抑えられたようにキュッとします。
これを人は「キュンキュンする」と言います。
人の体と心が繋がっているなんて、そんなの嘘みたいでしょう?
だって速くしようと思って鼓動って速く出来るものじゃないじゃない。
息を吸って、止めるということは簡単に出来るけれど、鼓動って「今から止めよう」なんて思っても止められない。
でも面白いことに、体は無意識に感情に影響を受けているの。
焦ったら冷や汗が出るように、怖くなったら鳥肌が立つように、この人が素敵だと思ったら鼓動が速くなる。
そう私は思っています。

時間の経過が早い。

ねえ、どうしてこんなに時間は早く過ぎるの?
独りでは長いはずの時間が、二人でいるとあっという間でその時間はいくらあっても足りないような気がしてしまう。
仕事の後に会う時間が4時間あったとして、その間喋っているだけでご飯を食べることすら忘れてしまったりして、ひたすらおしゃべりをして、気がついたら4時間があっという間に経ってしまっていて、終電のお時間。
帰り道で
「なにー?私といると時間が過ぎるのってあっという間だってー?」
ってちょっとふざけて言ってみる。
だけどそんなふざけて言う言葉の裏には、
「私はあなたと居ると時間があっという間に感じました」
という気持ちが込められている。
ほんとにおかしいよ。時間って。
もしかしたら恋をしていたら人生はすごく短く感じるのかもしれない。
一人で生きる人生はすごく長く感じるのかもしれない。
一人でいるのが長く、これからもずっと一人なんだって噛み締めながら生きていく。
だけど恋をしていたら、おじいさんやおばあさんになっても恋をしていたら気がついたら眠るように死んでいるかもしれない。
それでベッドの中で思うんだ、人生はあっという間だったって。
そんな気がするの。
それでこれまでたまに一人で過ごす時間に不意に訪れてきた「死にたい」という感覚がどこかへ消えて、「もっと生きたい」とさえ思うのかもしれない。
この人と離れ離れになりたくない。
たとえ心が繋がっていても体も触れ合っていたい。
そう思うから死にたくないって思う気がした。
片思いをしているだけなのに死に際のことまで考えてしまってる私は変だね。
だけどいいの。
思うことや考えることは罪ではないから。

空が明るく見える

♪Charlie Puth「Up All Night」

人は自分の心模様を見る景色に重ねると思う。
好きな人のことを考えて、ちょっと明るい気持ちで空を見上げる。
そうすると雲の切れ間から顔を出す太陽が眩しくて仕方ない感じがするんだ。
でも不思議と鬱陶しくない。
自分に向かって白く輝く太陽が笑いかけているような気がするんだ。
なんて勝手な世界の見え方。
でも一つだけ言えるのはこんな風に空が眩しくなる感覚は一人じゃ起こしえないってことなんだ。
他でもない私の胸を高鳴らしてくれた彼の存在があって、私の空も輝いている。
ありがとう、と伝えたくなるね。

自分より相手が心配になる

相手が何をしているのか気になる。
純粋に「今何しているのかな?」と思う。
仕事をしているのかな、それともソファで休んでいるのかな。
仕事で失敗して落ち込んだりしてないかな、なんてお母さんみたいなことも考えたりして、「私はあの人のお母さんじゃないのに…笑」って一人で笑ったりする。
「またあの人のこと考えちゃった」ってにこにこしてしまったりして、気がついたらその人のことを考える時間が増えていることに気がつく。
一緒に居ない時間もその人のことを考えてしまう。
一緒にいる時はその人のことしか見えなくて、離れている時もその人のことを考えている。
そうなったら何かトラブルがあったら辛いわけだ。
だって気をつけていたって自分を形作るものの1番大きい存在になってしまうんだもの。
抗いたくても抗えない。
そして今私は彼が言っていた言葉を思い出す、
「恋したら仕事どころじゃなくなるな…」
その言葉を聞いた時すごく胸がときめいてしまったんだ。
私のこと好きになってくれたら仕事の途中に思い出してもらえたりするのかな?って思ってしまったりして。
もうそんなこと考えてる自分も恥ずかしくて。
恋をしていると恥ずかしいという感情を感じやすくなってしまう。
恥ずかしいという感情を抱えている自分すら恥ずかしいとか思って。
でも同時に愛おしくもあって。
あの人がいなかったらこんな気持ちになることもないんだと思ったら、私をこんな気持ちにさせるあの人はなんて大きな存在なんだって驚くんだ。
"Up all night
Up all night
All the things that you said to me yesterday
Playing over in my mind
It's crime
It's crime"
"夜更かししてるんだ。
君が僕に昨日言ったことが頭の中で何度も再生されてる。
罪なことだよ。"
という、この曲の歌詞が耳にダイレクトに入ってくる。

恋は色々な変化をもたらすね。
こんなに感情を動かされるなら、ときに苦しく、ときに心臓がとびでるくらい幸せだと感じるなら、その感情を残しておこうと思うの。

きっとこの恋もいつか終わってしまうかもしれない。
だって恋の終わりは「別れ」か「生涯共にする」かのどっちかでしょう?
始まりは桃色でも、終わりは真っ青。
だけど今はそれでさえ突っ走ってしまいたいと思える。
だから、これも全ていつか思い出にできるように、心を動かした自分を忘れないように、文字にしておくの。

♪Astrud Gilberto「Corcovado」

だけどたまに意地悪もしたくなるから不思議だね。

♪Emma Wallace「Kind of woman」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?