私の好きなあなたをどこかへやらないで。

忙しくなって心を置き去りにしないで。
まるで別人みたいになってしまうから。冷たくなっていかないで、怖い人にならないで。

怖いと近寄れなくなってしまうよ、あなたが好きなのに。
怖い時に近づいたらきっと私はボロボロになってしまう。
あなたが私のことを考えて言ってくれた言葉なのにそこに優しさは宿っていなくて、その冷たい言葉が私の心に深く刺さってしまう。
一度刺さってしまえばそれを抜く途中で力尽きて、私はきっとあなたを嫌いになってしまう。

私はあなたの無邪気なところが好きになったよ。
好きなものを楽しそうに話すところを。
自分の好きな物を知られるのは恥ずかしいといいながら、私に沢山話してくれたそんな無邪気なところを。

陽気で楽しい話が好きで、話を聞くのも話すのも上手で、沢山笑わせてくれた。そんなところが大好きになった。

でも今は別人みたい。
優しいあなたはどこに行ったの?

私の大好きな無邪気なあなたを、どこかにやったりしないで。
温かい声で喋るあなたを取り戻してよ。


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